SHOEIは同社ミュージアムの「SHOEI HELMET PARK」を2026年春に開業する予定だ。ブランド戦略の一環として計画している。一方で、新たな分野で新事業の立ち上げに向け検討に入った。
ミュージアムの同パークは、同社の既存工場である茨城県稲敷市にある茨城工場の敷地に新たに取得した拡張地の一部を利用して建設する計画。施設ではSHOEI製品の歴史などについて展示するミュージアムをはじめ、製品などを展示するショールーム、関連グッズを販売するSHOP、くつろげる飲食スペースなどを設ける予定。
建設する同パークについては、中長期的な視点でブランド力の強化やヘルメット製品などのプロモーション効果を見込んでいる。
新事業の検討については、2024年11月に実施した2024年9月期決算説明の場で、同社の石田健一郎・社長が言及したもの。新事業では経営・成長戦略として、主力のヘルメット事業に加え、もう一つの事業を立ち上げていく計画。新事業は二輪ヘルメットとは別の、全く新しい分野の新事業としており数十億円を投じていく考え。
すでに社内で検討に入ったとしており、新事業では参入分野の関連会社の合併や買収のM&Aなどの手法を考えていない。現段階では自社でゼロより事業を立ち上げていく方針で検討しているとしている。