KTM Japanは6月23日、ミドルクラスネイキッドモデルの新型「KTM 790 DUKE」を6月に発売する予定としている。税込価格は119万8000円。従来モデルの高い運動性能を継承しながら、デザインや車体構成、電子制御、足回りなどを全面的に見直し「ライダー第一主義」をテーマに商品力を強化した。
同機種は2018年の登場以来、KTMのミドルウェイトネイキッド市場を支える主力モデルの一つ。上位モデルであるKTM 990 DUKEやKTM 1390 SUPER DUKE R EVOで培われた技術やノウハウを取り入れ、さらなる進化を図った。
特徴はライダーと車両の一体感を高めるための細部を改良。フロントマスクのデザインを刷新するとともに、燃料タンク形状を見直し、膝で車体をホールドしやすい設計へ変更。コーナリング時の安定感向上につなげた。一連のボディワークの見直しによって車両重量は従来モデル比で2kg軽量化した。

パワーユニットには799cc並列2気筒エンジンを搭載。最高出力105PS、最大トルク87Nmを発揮し、俊敏なハンドリングと高速域での安定性を両立する。クロームモリブデン鋼管フレームと相まって、ミドルクラスらしい軽快な走りを実現している。
ブレーキではWPブランドによる新開発ブレーキシステムを採用した。フロントには300mmフローティングディスクとラジアルマウント式4ピストンキャリパーを装備。レバー操作時の入力荷重を抑えながら制動力を高める設計とし、扱いやすさとスポーツ性能を両立した。特に初心者ライダーにも配慮し、リアブレーキペダル位置の見直しも実施。
サスペンションも刷新し、フロントにはWP APEX製43mm倒立フォークを採用し、減衰力を5段階で調整可能。リアショックはストロークを拡大し、路面追従性と快適性を向上させた。従来モデル以上に幅広い走行シーンへの対応力を高めた。
電子制御面では、5インチTFTディスプレイを中心に各種機能を統合。ストリート、スポーツ、レイン、カスタムの各ライディングモードに加え、コーナリングABSやコーナリングトラクションコントロールを標準装備する。さらにオプションでローンチコントロールやアンチウイリーコントロールなども選択できる。
近年、国内の大型・中型スポーツバイク市場では、電子制御技術や装備の充実による高付加価値化が進んでいる。今回の790 DUKEも、単なる性能向上だけではなく、操作性や快適性、安心感といったライダー体験全体の質を高める方向性を鮮明にしたモデルといえそうだ。


◆主要諸元
・エンジン型式:水冷4 ストロークDOHC 並列2気筒
・総排気量:799 cc
・最高出力:77kw(105 PS) / 9500rpm
・最大トルク:87 Nm / 8000rpm
・変速機:6速
・フレーム:クロームモリブデンスチールフレーム
・Fブレーキ:2×WPラジアルマウント4pキャリパー+300φローター
・Rブレーキ:1×WP 1pキャリパー+240φローター
・ホイール(F/R):3.5 x 17” / 5.5 17”
・シート高:825 mm
・燃料タンク容量:13.5ℓ
・車輌重量:185 kg(燃料含む)
・カラー:オレンジ、ブラック
・保証期間:最長4 年間(条件有り)
・生産国:中国
※主要諸元の値、写真はEU 仕様




