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EVスクーターの「実証実験」  パーツのカスタムJ 

EVスクーターの「実証実験」  パーツのカスタムJ 

2022.01.15

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EVスクーターの「実証実験」  パーツのカスタムJ 

モーターパーツ事業を展開する株式会社カスタムジャパン(大阪市、 村井基輝社長)は昨年の12月18日、今年より電動バイクの実証実験を開始すると発表した。デリバリー事業者や卸売市場に電動バイク「eXs CARGO(エクスカーゴ)」を貸し出し、性能面や利用状況などを調査する。

同社は走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しない電動二輪車(電動バイク)の普及に向けた実証実験を2022年1月から開始する。すでに卸売市場など車両乗り入れが「電動車両」のみに移行が進んでいることから、 さらに広大な工場内での移動用や公園などの公共施設、 大規模娯楽施設などからも要望の声が上がっているなど、ガソリン車両ではなくEV車両の問い合わせが急速に高まりつつあるとしている。

こうした背景に対応するため、同社では電動モビリティ事業として電動キックボードの「eXs」シリーズを昨年より取り扱い、この延長で電動バイクの取り扱いを開始することにした。電動バイクは電気自動車(EV)と比べて搭載量に制約があり、通勤用などのスクーターは高額品が敬遠されEVスクーターは高性能低価格化が難しいのが現状としており、航続距離を長くすることが困難で充電の手間が障壁となり普及のハードルになっていると指摘。業務用車両では航続距離や充電時間、回数などが電動バイクを利用する上で重要な課題となっていることをあげる。

こうした背景を踏まえ航続距離100kmのスペックを持つeXs CARGOを、実験車両としてデリバリー事業者や卸売市場提供し、様々な課題やデータを収集。将来の電動車両の開発に反映して行くとしている。

実験に使うのはeXs CARGO1、eXs CARGO2の2機種。eXs CARGO1は信頼性の高いボッシュ製モーターを搭載。巨大なリヤボックスを装備し、デリバリーの業務に通用する高い容量を確保。保温や保冷ができオプションのバッグも用意。コロナ禍により需要が増えたデリバリー業界での使用を想定する。
諸元■モーター定格出力:0.6kW■航続距離:100km■最高時速:45km/h(デリバリー向け速度制限リミッター)■装備:大型収納ボックス、前後ディスクブレーキ、LEDヘッドランプ&テールランプ、LEDウインカー、デジタルメーター、USBコネクター■タイヤサイズF/R=120/70R12

eXs CARGO2はエコでパワフルなモーターとバッテリーを搭載する。剛性が高く、前後しっかりしたキャリアを標準装備。新聞配達をはじめ幅広い配達業務などの活用を想定した装備となる。
諸元■モーター定格出力:1.0kW■航続距離:100km■最高時速:80km/h■装備:前後大型キャリア、前後ディスクブレーキ、LEDヘッドランプ&テールランプ、LEDウインカー、デジタルメーター、USBコネクター■タイヤサイズF/R=120/70R12

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