BMW　EVバイクで「オンライン注文」　　「CE 02」注文から配送まで可能に　　アフターは近隣ディーラーで

ビー・エム・ダブリューの二輪部門BMW Motorradは9月2日、電動モビリティ―モデルの「CE 02」において、オンライン上で注文するサービスを始めた。注文販売から配送まで完結する「デリバリーセールス」サービスとしており、購入手続きやアフターサービスは購入者宅などの近隣の正規ディーラーで受けられる様にした。今後、ディーラーでの人手不足を背景に、バイク市場で車両オンライン販売が広がる可能性もある。

 

オンラインでの販売はウェブサイトで注文し、購入者が指定する配送先まで車両を届けるサービス。注文はサイト上で半径60㎞以内にあるディーラーを選択。購入のための契約などの手続きは選択したディーラーと直接メールや電話で行う。だたし、クレジットローンで購入の場合は、本人確認のための、最低一度は来店が必要となる。また、車両や用品などの実物を確認したい場合なども店舗で確認可能としている。

 

同機種の運転は普通自動二輪免許（AT限定可）または大型自動二輪免許が必要。停止状態からのフルトルクで最高速度90km/hを発揮するという。11kWの出力と90 kmの航続距離、そしてBMW Motorrad のエルゴノミクスに基づいて生み出されたリラックスしたシートポジションによって、混雑する街中を駆けぬけながらの短時間のライディングでも、充分に楽しめなどとするもの。

 

近年、社会的な問題となっている人口減少に伴う人材不足はバイク販売店でも同様だ。政府が公表する利和3年の最新データでは、法人の原付自転車を除く二輪自動車小売業は全国で2534事業所になる。全国の従業員数は1万2672人で、このうち2人以下が747事業所、3～4人は688、5～9人で870となりバイク販売店の5割以上が4人以下の小規模店で占める。