BMW新型「R1300R」「R1300RS」発売　　　新エンジンとシャシーで進化

ビー・エム・ダブリュー株式会社は、BMW Motorradの新型「R1300R」（アール・センサンビャク・アール）「R1300RS」（アール・センサンビャク・アールエス）の注文受付を、9月6日より専用ウェブサイトで開始した。納車は、今年9月下旬以降としている。

 

R1300Rはスポーティな走行性能と快適なツーリング性能を両立したダイナミック・ロードスター。「R1300 RS」は、長距離ツーリングとダイナミックなライディングを追求した次世代のプレミアム・スポーツ・ツアラーとなる。

 

◆R1300R

R1300Rは、従来のボクサー・エンジン搭載のロードスターをさらに進化させ、まったく新しい次元のダイナミックなロードスターとしている。デザインと性能の両面で大幅に高め、ライディング・ダイナミクスに妥協なく焦点を当てたスポーティな走りと快適なツーリングを両立させたモデル。エンジンとシャシーは完全に再設計し、前モデルよりもはるかにスポーティな走行体験を提供するとしており、BMW Motorradならではのツーリング性能や快適性はしっかりと継承させた。

 

新設計のシャシーは鋼製メインフレームとアルミニウム製リヤフレームを採用し、剛性とコンパクトさを両立した。フロントには新しい倒立式フォーク、リヤには改良したEVOパラレバー・サスペンションを採用。操縦性とハンドリングの正確性を向上させた。ホイールは新開発の17インチのアルミ製ホイールを採用し、加速性能とブレーキ・レスポンスを向上させた。

 

 

 

 

◆R1300RS

R1300RSは、従来のスポーツ・ツアラーに新たな進化をもたらすダイナミックなライディングを追求した設計とした。洗練された技術とスタイリングを兼ね備えたモデル。従来よりもスポーティでアクティブなライディング・ポジションを追求したという。ハンドルバー、フットレスト、シートの三角形の配置を見直し、ハンドルバーをフラットにし、フットレストをやや後方に配置することで、ライダーを前方に寄せた姿勢とし、前輪からのフィードバックを向上させた。これによりスポーティな走行時のコントロール性を向上させた。

 

標準装備の高性能ダブル・ディスク・ブレーキとBMW MotorradのインテグラルABS Proにより、安全性と制動力を確保した。ヘッドライトはLEDのダイナミック・オクタゴン・デザインとし、標準装備のLEDライトはロービームとハイビームに分かれ、夜間走行の視認性を向上させた。ライディング・アシスタントにはアクティブ・クルーズ・コントロール（ACC）、フロント・コリジョン・ワーニング（FCW）、レーン・チェンジ・ワーニング（SWW）などの安全支援機能も充実させている。