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AJ宮城 東北6県で統合  第9回総会で全議案可決  高橋氏の理事長の下、新体制に

AJ宮城 東北6県で統合  第9回総会で全議案可決  高橋氏の理事長の下、新体制に

2022.12.04

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AJ宮城 東北6県で統合  第9回総会で全議案可決  高橋氏の理事長の下、新体制に

宮城県内でオートバイユーザーの環境改善などに取り組む、同県オートバイ販売店組織のAJ宮城(宮城県オートバイ事業協同組合)は11月17日、仙台市内のホテルで「第9回通常総会」を開き、議案の可決をみた。特に県をまたいだ東北地区6県を統合した新組織としたほか、統合と任意満了に伴う役員改選では代表理長に高橋新一郎氏が就く人事とした。

 

 

今総会審議は組合員数32人中、委任状を含む18人が出席する中で行われ、令和3年度第8期事業報告および決算報告承認の件に続き、和4年度第9期事業計画案、収支予算案決定の件、借入金残高の最高限度額、取引金融機関承認の件、賦課金及び徴収方法承認の件、本年度加入手数料の件など、すべての議案で可決した。

 

このうち定款の一部変更の件では、それまでの宮城県内の地区領域を変更し、宮城県をはじめ青森県と秋田県、岩手県、山形県、福島県を含めた県を超えた東北地区の各県を統合する組織とした。また、役員定数を現在の6人または7人としていたが、6人以上8人以内に変更した。

 

 

さらに事業年度も、それまで10月1日~9月30日であったが、1月1日~12月31日に変更。これに伴い会計年度も合わせて変更した。会計年度の変更について、東北地区が冬季商品の繋忙期であり総会などに参加できないこともあり、これを考慮して会計年度や総会日時を決定したなどと理由を挙げている。

 

 

役員の任期満了と東北地区を統括することで、役員も変更。新役員は代表理事に高橋新一郎氏(株式会社ティーズ)、副理事長に鈴木敏之氏(有限会社鈴木屋輪業商会)、山口静治氏(山口輪業商会)、専務理事に佐藤幸夫氏(株式会社サターンコスモス)、理事に大泉浩一氏(有限会社ライダースサロン大泉)、横江竜司氏(株式会社モトテック)、竹中仁氏(有限会社ビッグバイクショップ仙台)、員外理事に大友克人氏(株式会社THROW)、監事には及川憲章氏(SBSみやぎの)、工藤義孝氏(クラフトナイト)、浅野信也氏(有限会社モトマックス)が就く人事とした。

 

 

東北地区の青森県や秋田県などは協議会として組合設立に向けた準備を進めてきた。一方で、総務省がまとめる経済センサス(平成28年)によると、二輪自動車小売業の事業所数は東京都が530、神奈川県492、埼玉県396の事業所数となっている。しかし東北6県の事業所数は青森県72、岩手県84、宮城県157、秋田県42、山形県65、福島県125となっており、関東地区に比べ事業所数が少ない。

 

 

さらに実際の各県の店舗数は事業所数よりも下回るとみられことから、東北地区で県単位での組合活動では、組合員数や他県の組合、AJ(全国オートバイ組合連合会)との連携でも足並みを揃えた活動には負担が大きく困難であったとみられる。新体制の下、6県が統合することで規模を大きくできることで負担が減り積極的な活動に期待が持てるといえそうだ。

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