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9月の二輪タイヤ販売「新車用」大幅増  前年月比80.3%超え  日自タイヤ協会  輸入も増

9月の二輪タイヤ販売「新車用」大幅増  前年月比80.3%超え  日自タイヤ協会  輸入も増

2022.10.14

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9月の二輪タイヤ販売「新車用」大幅増  前年月比80.3%超え  日自タイヤ協会  輸入も増

9月の二輪車用の新車用と市販用の「タイヤ販売本数」は新車用の増加が続いた。新車用では月間の本数で近年にはみられないほどの本数を販売した。タイヤメーカー各社の秋の値上げによる駆け込み需要や車両メーカーでも生産の拡大などが要因として挙げられそうだ。

 

 

日本自動車タイヤ協会の調べによる、今年9月の加盟メーカーの輸入品を含めた国内での二輪車用「市販用タイヤ販売本数」は、前年同月に比べ4.3%減少の11万本であった。前月の8月は3か月ぶりに比較的に前年同月を超えたが、9月では前年月割れとなった。市販用の1月から9月までの累計販売本数では、前年同期比2.8%増加で昨年よりも販売が増え、105万7000本となった。

 

 

 

「新車用タイヤ販売本数」はで前年同月に比べ80.3%の大幅増加となり、市販用同等の11万本であった。9月は7月から3カ月連続の前年同月を大きく超えた。1月から9月までの累計本数では、前年同期に比べて12.7%の増加で75万6000本となった。

 

 

 

一方、海外からの輸入タイヤについては、財務省がまとめる海外からの8月の「輸入タイヤ本数」では、前年同月比で1.9%増加の24万4647本であった。今年1月からの累計本数では、前年同期に比べ4.5%増加の206万0307本となる。為替相場で円安が進んでいるものの、月間本数では5月以降、前年同月を超え、累計本数でも前年同期を4%増加で維持している。輸入国や地域はタイ9万6933本が首位で、次いでインドネシアの3万8925本、中国2万6150本、ベトナム2万1231本の順となる。

 

 

9月のタイヤ販売本数は、市販用ではバイク需要の拡大やイベント、ツーリングといった大小催しも活発に行われアフターサービス需要が伸びたことが挙げられる。さらに新車用でも各メーカーなどによる値上げ前の駆け込み需要や車両メーカーによる活発な新車生産も背景として挙げられそうだ。国内の二輪車の新車生産台数は4月以降の排気量クラスで増減があるものの、各クラスで前年同月を上回る月もあり、活発に新車の生産が行われている。

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