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9月「中古二輪の輸出台数」前年月比32.4%増  財務省貿易統計より  金額は円安で台数以上に上昇

9月「中古二輪の輸出台数」前年月比32.4%増  財務省貿易統計より  金額は円安で台数以上に上昇

2022.11.25

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9月「中古二輪の輸出台数」前年月比32.4%増  財務省貿易統計より  金額は円安で台数以上に上昇

9月の国内から海外市場に輸出された「中古車の輸出台数」(=中古もの/財務省)は、前年同月に比べ32.4%で増加した。排気量4クラスの内、50ccクラストと大型車両の台数が前年月を大きく上回った。海外市場で国内のメーカー車両の人気や高い需要、加えて円安も後押したとみられる。

 

 

9月の中古車の輸出台数は前年同月の1万6292台に比べて、32.4%拡大し2万1571台であった。金額にして前年同月の11億0672万4000円に比べ、70.1%増加し18億8247万1000円であった。

 

 

台数は今年7月以降より減っているものの、前年月比では5月以降で昨年より増加が続いている。

 

 

排気量クラス別では、50㏄以下の車両が前年同月比で45.1%増加の1万6150台で、金額では同58.4%増加して5億2660万2000円。51~250㏄が同1.0%減少し4213台にとどまったが、金額では同45.0%増加し5億9589万7000円。251~500㏄では同22.1%減少の173台で、金額では同26.8%増加の6096万3000円。501~800㏄が同42.7%増加して391台で、金額にして同108.6%増加し2億2103万5000円であった。801㏄以上のクラスでは同57.8%増加して644台で、金額では同128.4%増加して4億7797万4000円であった。

 

 

為替相場が円安とあって、51~250㏄と251~500㏄までの排気量では台数は前年月に比べて減ったものの、金額では大幅に前年月を超えた。他のクラスでは台数も増加したのに加え、金額も近年にない大幅な上昇となった。

 

 

1月から9月までの全クラス合計の累計台数は、前年同期の18万7560台に比べ3.1%増加して19万3427台となった。金額では前年同期の117億1867万7000円に比べ25.1%増加して146億6180万2000円に上る。

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