自工会(日本自動車工業会)がまとめた8月の国内「新車出荷台数」は全排気量クラスで減少した。前年同月割れが8ヵ月連続となり、下げ幅も最大を更新した。特に趣味性が高い定着需要である126㏄以上の軽二輪と小型二輪で、前年同月比で5割以上を下回り大きく割った。今後の秋から販売にも影響するといえる。
新車出荷台数はメーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付一種から251㏄以上の小型二輪までの全クラスの流通台数を、一つの指標で確認できる唯一のデータとなる。オートバイ業界全体への影響が大きいため、オートバイ関係企業や担当者らが注目する重要な指標となっている。
8月の全排気量クラスの合計は、前年同月の2万9723台よりも32.6%の減少で2万0036台であった。前月の7月の2万3370台に比べ14.3%の減少となる。8カ月連続の前年同月割れとなった。8月としては前年月比の下げ幅では過去に例をみないレベル減少となる。1月からの累計台数では前年同期に比べ18.2%の減少で20万4323台となる。
各クラス別の台数と本サイトの見解については、以下の通りとなる。