
排気量251㏄以上の小型二輪の出荷台数が、前年同月比で大きく増加した。国内「二輪新車出荷台数」をまとめる自工会(日本自動車工業会)による、6月の出荷台数は全体で前年同月に比べ35.7%の大幅に増加し、今年の最多台数であった。特に全クラスで揃って前年同月を超えた。
新車出荷台数はメーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付一種から251㏄以上の小型二輪までの全クラスの流通台数を、一つの指標で確認できる唯一のデータとなる。国内オートバイ業界全体に影響するため、オートバイ関係者らが注目する重要な指標となっている。
6月の出荷台数は、全クラスが揃って前年同月を超えた。全クラスの前年月超えは2021年12月以来で42ヵ月ぶりとなる。全排気量クラスの合計は、前年同月に比べ35.7%の増加で3万1029台であった。今年最多の台数となる。これで5ヵ月連続の前年同月を超えた。前月5月の2万9487台に比べても6月は5.2%の増加。1月からの累計台数は前年同期に比べ10.9%の増加で17万8406台となる。
6月のクラス別出荷台数などについては、以下の通りとなる。