6月の排気量251㏄以上の「小型二輪車の販売台数」は、17カ月連続で前年同月を超えた。前月の5月に比べても大幅なプラスとなった。1~6月までの上半期の累計台数では、前年同月を大幅に超えている。銘柄別では前年同月比でスズキと輸入車などのその他で若干減少した。
小型二輪車の6月の販売台数をまとめた、全国軽自動車協会連合会の調べによると、前年同月に比べ20.9%増加の9399台であった。6月の前年月超えで、2021年2月から17カ月連続の前年月超えとなる。先月の5月に比べても13.1%プラスとなる。
銘柄別の販売台数では、特にカワサキとヤマハが目立って大幅に増加となった。ホンダは前年同月比で26.5%増加の2512台であった。ヤマハは同49.9%増加して1243台、スズキは同2.4%減少し653台、カワサキが同65.5%増加で2141台であった。輸入車などのその他は同4.9%減少で2850台であった。
6月は同クラス全体で前年同月比が増加した一方で、先月の5月の8309台と比較しても、6月は13.1%増加となる。銘柄でも6月は5月に比べ、5月の販売台数との比較では、ホンダが0.8%減少、ヤマハは90.3%増加、スズキは5.0%減少、カワサキは4.1%減少となる。
今年1~6月上半期の累計販売台数は、同クラス全体で前年同期に比べ33.4%増加の5万1035台となる。1~6月上半期での5万台超えは、1999年の5万0845台以来の23年ぶりとなる。小型二輪車の上半期の台数は、126~250㏄の軽二輪車の販売台数をはるかに上回る。
6月までの上半期の銘柄別では、ヤマハの微減以外の銘柄は前年同期を超えた。上半期の銘柄別は、ホンダが前年同期に比べ54.2%増加の1万5142台で、ヤマハは同0.4%減少の5513台、スズキは19.4%増加で3946台、カワサキは69.4%増加で1万2792台、輸入車などのその他は13.4%増加の1万3642台であった。