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6月「出荷台数」前年同月比18.4%減  自工会調べ  251㏄以上は17カ月ぶりに減

6月「出荷台数」前年同月比18.4%減  自工会調べ  251㏄以上は17カ月ぶりに減

2022.07.20

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6月「出荷台数」前年同月比18.4%減  自工会調べ  251㏄以上は17カ月ぶりに減

6月の二輪車の国内新車「出荷台数」(自工会=日本自動車工業会調べ)は、全体の合計で3カ月連続して前年同月を割った。特に251㏄以上で先月まで16カ月連続で前年月超えたが、6月ではついに前年同月を割った。51~125㏄の原付二種でも6カ月連続で前年月を割り、出荷の足踏み感があらわれた。ただ、各クラスで先月と比べ台数は増えている。1~6月までの今年の上半期の累計台数については、前年同期比で若干の減少にとどまった。

 

出荷台数は、メーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付車から251㏄以上の小型二輪車まで、全クラスを通して一つの指標で流通台数が把握できる唯一のデータとして、バイク業界関係者らが注目する重要な指標となっている。

 

出荷台数の全体では、4月に13カ月ぶりに前年月を割り、5月に続き6月も前年月を割り3カ月連続の前年同月比減少となった。6月全体の出荷台数は、前年同月に比べ18.4%減少の2万9200台であった。今年最大の減少幅となるものの、台数では5月の2万6125台を超えている。

 

 

排気量クラス別では、50㏄以下の「原付一種」は前年同月に比べ2カ月連続で前年月を超え、16.0%増加で1万0348台であった。5月の台数とほぼ同レベルで推移した。51~125㏄の「原付二種」は6カ月連続で前年同月を割り、49.4%減少の7448台で大きく後退した。

 

126~250㏄クラスの「軽二輪車」は、前年同月に比べ2カ月連続で前年月を超え、6月は11.4%増加して6736台であった。5月まで16カ月連続で前年月を超えた251㏄以上の小型二輪車は、6月は前年同月を割った。6月の「小型二輪車」は前年同月に比べ23.7%減少し4668台にとどまった。

 

一方1~6月までの累計である「上半期の出荷台数」では、全体クラスの合計では前年同期に比べ0.6%の減少で、18万4616台となる。3月までの前年月の増加分で4月以降の減少をカバーした状態だ。「原付一種」は前年同期に比べ9.0%増加し6万6155台となった。原付一種の累計ではすべての月で前年同月を超えてきた。一方で「原付二種」が同26.5%減少で4万9797台にとどまった。

 

「軽二輪車」の累計では同11.1%増加となり3万4231台。「小型二輪車」は6月以外の5月まで各月で前年月を大きく超えたことで、同32.3%の増加となった。小型二輪車は他のクラスと比較して、最も増加の割合が高い。

 

 

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