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6月「二輪車用タイヤ販売」前年月比では減に  自タイヤ協会  市販用は累計で増、アフター好調で

6月「二輪車用タイヤ販売」前年月比では減に  自タイヤ協会  市販用は累計で増、アフター好調で

2022.07.29

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6月「二輪車用タイヤ販売」前年月比では減に  自タイヤ協会  市販用は累計で増、アフター好調で

二輪車用の6月の「タイヤ販売本数」は新車用、市販車用ともに前年月比で減少となった。一方で市販車用の今年6月までの累計販売本数は15カ月連続で前年同期を超え、新車用は若干減少となった。

日本自動車タイヤ協会の調べによる、今年6月の国内での二輪車「市販用タイヤ販売本数」では、加盟メーカーの輸入品を含めた本数が、前年同月に比べ9.8%減少の11万1000本であった。前月の5月は前年月超えたものの、足取りは弱く6月では減少に転じた。ただし、今年1月から6月までの累計販売本数では昨年同期よりも増加が続いている。市販用の累計では前年同期比で2.3%増加となり、70万2000本であった。

6月の市販用タイヤ販売は、今年は外出制限がないことから、イベントなどの催しやツーリングなどが活発なことで、消耗品となるタイヤ製品などのアフターセールスの好調が続いていることが挙げられる。

一方、6月の「新車用タイヤ販売本数」は、前年同月に比べ4.7%減少して8万1000本であった。前年同月比では減少したものの、前月5月の6万2000本に比べては大幅な増加となる。1月から6月までの累計本数では前年同期比では1.5%の減少で45万3000本であった。

新車用も車両生産が徐々に回復傾向とで、6月も減少したが、ほぼ前年同月並みを維持している。ただ、原料高により価格の見直しが今後懸念される。

一方、同協会では今年のタイヤ国内需要の見通しとして、二輪車用は当初の見込みよりも2万1000本少ない、228万9000本になると発表した。2021年の229万7000本との比較では前年並みとなる。

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