6月の中古二輪車の輸出台数は、501㏄以上の大型車の増加が続く。日本から海外に輸出された6月の「中古二輪車の輸出台数」(中古のもの=財務省)は、全体では前年同月とほぼ同じ台数であった。排気量クラス別では原付一種の50㏄以下と251~500㏄を除いたクラスで、前年同月比で大幅に増加した。全クラス合計の金額では3月より30%増加が続く。
中古二輪車の輸出台数は、昨年6月の2万5954台で、今年6月の台数は前年同月に比べほぼ増減はなく2万5946台であった。前月5月の2万4325台に比べ6.7%の増加となる。金額では前年同月の26億4810万6000円に比べ32.3%上昇の35億0456万3000円であった。前月5月の32億3924万3000円に比べ8.2%の上昇となる。台あたりの平均単価は前年6月が10万2000円であったが、今年6月では13万5100円に上昇。前月5月の13万3200円に比べても高まった。
6月の排気量別の台数と輸出金額、平均単価などについては以下の通りとなる。
排気量クラス別の台数と金額は、50㏄以下の台数は前年同月に比べ8.1%減少の1万6339台であった。5ヵ月連続で前年月割れとなる。ただ、5月の1万5181台よりも増加した。金額では同6.7%上昇の6億9442万6000円で、前月5月の6億2620万1000円よりも増加した。
51~250㏄の台数は同17.1%の増加で7014台であった。前月5月の6826台に比べ増加した。2022年12月より19ヵ月連続で前年月を超えた。金額では同26.8%上昇して10億5849万7000円であった。5月の10億5478万1000円よりも若干の増加となる。
251~500㏄の台数は同13.6%の減少となり475台であった。2022年の9月以来20ヵ月ぶりに前年月を割った。ただ、5月の437台に比べ増加となる。金額でも同5.9%下落し1億5336万7000円となる。5月の1億4476万2000円よりも上昇した。
501~800㏄の台数は同11.5%増加し774台であった。前月5月の717台に比べやや増加した。前年月比では2022年6月以降25ヵ月連続で前年同月超えが続いた。金額は同35.3%上昇の4億8636万2000円で、前月5月の4億6252万2000円に比べ増加した。
801㏄以上の台数は同41.8%増加の1344台であった。前月5月の1164台に比べ増加。2022年6月より25ヵ月連続して前年月を超え、昨年後半より1000台を上回る傾向が続く。6月1300台超えは3年前の倍を超える台数となる。金額では同73.6%の大幅な上昇で11億1191万1000円となり、26ヵ月連続の前年月超えで、過去5年間で最高額となる。前月5月の9億5097万7000円よりも大きく上昇した。