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6月「中古二輪の輸出台数」全クラスで台数増加  財務省貿易統計より   日本の中古市場に影響も

6月「中古二輪の輸出台数」全クラスで台数増加  財務省貿易統計より   日本の中古市場に影響も

2022.08.30

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6月「中古二輪の輸出台数」全クラスで台数増加  財務省貿易統計より   日本の中古市場に影響も

6月の国内から海外市場に輸出された「中古車の輸出台数」(=中古もの/財務省)は、前年同月に比べ8.8%の増加であった。排気量5クラスではすべてのクラスで前年月を上回った。日本国内なもとより海外市場もコロナの一方で経済が回り始めたことで、中古バイクの輸出も増えてきた模様。

 

 

6月の中古車の輸出台数の全体は、前年同月に比べて8.8%拡大し2万4305台に増えた。金額でも前年同月比で29.7%増加し、20億1172万7000円であった。2021年昨年6月から今年4月まで11カ月連続で前年月を割ってきたが、先月の5月では前年比月比で5.5%増加し、5月に続き6月も連続で前年月比を超えた。1月から6月までの累計台数は、前年同期比で前半の前年月比割れが響き、4.5%の減少で12万4603台にとどまる。

 

 

排気量クラス別では、50㏄以下の車両が前年同月比で6.5%増加の1万7013台で、金額では同20.0%増加となり5億4368万8000円。51~250㏄が同13.9%増加して5586台となり、金額では同39.2%増加し7億0249万円。251~500㏄では同0.7%増加の413台で、金額では同10.5%増加の1億0188万1000円。501~800㏄では同34.4%増加で500台、金額にして同56.6%増加し2億2065万2000円となる。801㏄以上のクラスでは同19.2%増加の793台で、金額では同22.9%増加して4億4301万6000円であった。

 

 

コロナを背景に世界的に経済、市場が動きだしたことで、日本からの輸出台数も動き出したといえそうだ。その一方で、輸出業者らの主な買い付け先である国内の業者間の中古バイクオークションの相場の高止まり、輸送費の高騰などが続いているものの、世界の市場ではバイク需要が活発なことで今後も拡大していく勢いだ。他方で、日本での中古バイクのオークション流通で車両価格の高止まりが続いており、旺盛な海外市場からの引き合いが高まり、輸出台数が拡大することで、日本での中古バイク市場の相場の高騰に一層の拍車がかかるともいえそうだ。

 

 

主な輸出国先では50㏄以下はアラブ首長国連邦が最も多く約5800台で、次にカンボジアの約2600台、そしてロシアと続く。51~250㏄もアラブ首長国連邦で約1400台、次にドミニカ共和国が約1200台、カンボジアが約1100台と多い。251~500㏄ではロシアが約150台、ドミニカ共和国、カンボジアの順に多い。501~800㏄はロシアが約350台、続くアラブ首長国連邦で、韓国の順。801㏄以上ではロシアが約350台で、アラブ首長国連邦がやく300台、続いて韓国が約40台の順に多かった。

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