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5月 「輸入小型二輪の販売」 前年月比28.2%増加  JAIA   各社で新型、販促活動が活発に

5月 「輸入小型二輪の販売」 前年月比28.2%増加  JAIA   各社で新型、販促活動が活発に

2022.06.17

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5月 「輸入小型二輪の販売」 前年月比28.2%増加  JAIA   各社で新型、販促活動が活発に

JAIA(日本自動車輸入組合)は6月6日、今年5月の排気量251㏄以上の「輸入小型二輪車」の新規登録(販売)台数が、前年同月に比べ28.2%増加して2112台であったと発表した。1月からの累計台数は前年同期に比べ18.9%増加して1万0223台となった。各社からの新型車投入と各種キャンペーンの実施が拡大の要因として挙げられる。

 

販売台数は同組合の加盟14ブランドとその他を集計したもの。今年1月より5月まで連続して前年月を超えた。3月以降の販売台数は各月で2000台超えとなった。5月時点での累計で1万0223台の販売は、同組合が統計を取り始めた2010年7月以降で過去最高となり、販売台数では新型コロナ前の2018、2019年を超え、それ以上の成長にぶりをみせた。

 

銘柄別の販売台数は、ハーレーダビッドソンは前年同月比251.8%の904台で、1月から累計台数は前年同期比で161.3%であった。BMWが同79.3%で399台、累計台数が同85.9%の1953台。ドゥカティは95.8%の182台、累計台数は同103.8%で756台。トライアンフMは77.1%で225台、累計台数は同104.4%の1287台。軽二輪車の販売割合が他社に比べ多いKTMが63.1%で94台となり、累計台数は同71.0%の485台であった。

 

輸入小型二輪車の増加については、市場での需要が高い中で、国産車の販売店への納入遅延が依然と続いている一方で、輸入車は本来から国産に比べ本来から台数が多くはなかったこともあり、コロナによる入荷の影響は少なかったことや、メーカーによっては在庫車も少なくなかったこともあり、輸入車の購入に流れるユーザーが比較的多かったことが挙げられる。

 

また、この約2年間での需要が高まったことで、各社で流通在庫も一掃でき、今年の春以降は積極的な新型車の投入、各種キャンペーンも展開され需要を取り込んでいるといえそうだ。

 

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