
出荷台数が4ヵ月連続で前年同月を超えた。国内「二輪新車出荷台数」をまとめる自工会(日本自動車工業会)による5月の出荷台数は、全体では前年同月に比べ13.7%の増加で、伸び率は今年最高となる。前月に続き軽二輪と原付一種に加え、小型二輪でも12ヵ月ぶりに、やや前年同月を超えた。
新車出荷台数はメーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付一種から251㏄以上の小型二輪までの全クラスの流通台数を、一つの指標で確認できる唯一のデータとなる。国内オートバイ業界全体に影響するため、オートバイ関係者らが注目する重要な指標となっている。
5月の全排気量クラスの合計は、前年同月に比べ13.7%の増加で2万9487台であった。前月4月の2万9760台に比べ5月は0.9%の微減となる。これで4ヵ月連続の前年同月を超えとなる。原付一種は10万台超えが3月より連続で前年月を超え、軽二輪も同連続の6ヵ月連続の増加で、小型二輪は12ヵ月振りで前年同月を超えた。特に軽二輪は昨年が低調に推移したこともあり大幅な増加が続く。
5月のクラス別の出荷台数などについては、以下の通りとなる。