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5月「中古二輪の輸出台数」前年月比6.3%増  財務省貿易統計より  51㏄以上で台数・金額が上昇

5月「中古二輪の輸出台数」前年月比6.3%増  財務省貿易統計より  51㏄以上で台数・金額が上昇

2023.07.31

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5月「中古二輪の輸出台数」前年月比6.3%増  財務省貿易統計より  51㏄以上で台数・金額が上昇

今年5月の国内から海外市場に輸出された「中古二輪車の輸出台数」(=中古もの/財務省)は、前年同月に比べ6.3%の増加であった。3月以降で50㏄以下の台数を除き排気量3クラスで台数、金額が前年同月よりも増えた。5月では特に501㏄以上の排気量クラス前年月に比べ倍近く増加。海外需要の高さに加え、円安も後押したとみられ、国内の業者間でのバイクオークションのそばにも影響しそうだ。

 

 

5月の中古二輪車の輸出台数は前年同月の2万3215台に比べて、6.3%拡大し2万4684台であった。金額にして前年同月の14億9390万6000円に比べ、57.7%増加し23億5552万9000円であった。月の平均単価では前年5月が6万4350円であったが、今年5月は前年同月比で約3万1000円上昇し9万5427円となる。

 

 

排気量クラス別では、50㏄以下の車両では前年同月比で1.7%減少の1万7429台に拡大し、金額では前年同月比21.1%増加し6億3025万8000円であった。51~250㏄が同21.2%増加の5423台、金額にして同35.1%増加し6億9093万3000円であった。251~500㏄では同43.5%増加し340台で、金額では同101.8%増加の9743万8000円と大幅に増加。501~800㏄が同94.2%増加して567台で、金額にして同129.1%増加し2億9072万1000円であった。801㏄以上のクラスでも同91.1%増加して925台で、金額では同125.2%増加して6億4617万9000円であった。

 

 

1月から5月までの全クラス合計の累計台数は、前年同期の10万0298台に比べ9.5%増加して10万9804台となった。金額では前年同期の69億8545万2000円に比べ58.3%増加して110億5512万9000円にのぼる。

 

 

輸出台数の増加は、輸出業者らが主な仕入れ先とする業者間オークションでの相場にも影響する。特に為替が円安の以前より国産車は品質の面から世界の市場より引き合いが多くあったことに加え、近年の円安で品質の優れた車両が安く仕入れられる。5月前の前月の4月の業者間オークションでは、3月よりも下がったものの、4月の平均単価は18万8083円をつけ高い水準で推移。今後も海外からの高い需要、円安により国内の中古車市場も値が落ちにくい状況が続きそうだ。特に排気量の高いクラスは相場が高止まりする傾向が今後も続きそうだ。

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