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5月 出荷台数  自工会調べ  251㏄以上、16カ月連続で前年月超え  全体は2.4%減に

5月 出荷台数  自工会調べ  251㏄以上、16カ月連続で前年月超え  全体は2.4%減に

2022.06.14

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5月 出荷台数  自工会調べ  251㏄以上、16カ月連続で前年月超え  全体は2.4%減に

5月の二輪車の国内新車「出荷台数」(自工会=日本自動車工業会調べ)は、全排気量クラスの合計が前年同月に比べ2.4%の減少となり、2カ月連続の前年月割れとなった。251㏄の小型二輪車は成長が続いているものの、51~125㏄の原付二種の伸び悩みが響いている。ただ、1~5月までの累計台数では、原付二種を除いて前年同月を超えている。

 

出荷台数は、メーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付車から251㏄以上の小型二輪車まで、全クラスを通して一つの指標で流通台数が把握できる唯一のデータとして、バイク業界関係者らが注目する重要な指標となっている。

 

5月の出荷台数の全体は、前月の4月では13カ月ぶりに前年月を割り、5月も4月に続き2カ月連続で前年月を割った。5月全体の出荷台数は、前年同月に比べ2.4%減少の2万6125台であった。ただ、4月に比べ減少幅は縮小している。

 

5月は50㏄以下の原付一種は4月の前年月割れから5月では同5.2%の増加となった。原付二種はクラス別で唯一前年月を割り、5カ月連続で前年月割れした。126~250㏄の軽二輪車は3、4月で前年月を割ったが5月では勢いが弱いながらも3カ月ぶりにプラスとした。251㏄以上の小型二輪車は昨年2月より16カ月連続で前年月を超え、新型コロナ前の水準に戻ったと言えそうだ。

 


排気量クラス別では、50㏄以下の原付一種は前年同月に比べ5.2%増加の1万0274台であった。前月の4月は前年月を比較的に大きく割ったが、大型連休があった5月としては台数でも大きく伸びたといえる。今年1月からの累計台数では、前年同期に比べ7.7%の増加となり5万5807台となる。

 

51~125㏄の原付二種は前年同月比で26.7%減少の6419台であった。今年1月から前年同月を毎月約2割の減少が続いている。ただ、1月からの累計台数では、前年同期比で20.2%減少の4万2349台となった。

 

5月の126~250㏄クラスの軽二輪車は、前年同月に比べ7.1%増加して4923台であった。3、4月は前年月を約10%、15%ぞれぞれ割ったが、5月ではプラスとした。ただ、前年月を超えたとは言え勢いに強さがあるとはいえそうもない。1月からの累計台数では、前年同期比11.1%増加で2万7495台となる。

 

16カ月連続で前年月を超えた251㏄以上の小型二輪車は、4月と同レベルに成長し前年同月に比べ23.9%増加で4509台であった。同クラスはクラス別で最も伸びており、二輪車史上に残るほどの成長ぶりを更新中。今年1月からの累計台数では、4月の前年同期比で55.3%増加に続いて伸ばし49.6%増加として2万9765台にのぼった。

 

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