昨年2024年の「都道府県別の販売台数」がまとまった。全国軽自動車協会連合会による2024年12月の排気量126~250㏄の軽二輪と、251㏄超の小型二輪の都道府県別の販売台数が出揃ったもの。
◆2024年12月の地域別販売台数
12月の「軽二輪」の全体地域の販売台数は、前年同月比26.3%の減少で3509台であった。前月の3728台よりも5.9%の減少であった。前年12月の全国平均台数は95台であったが、2024年12月は66台で大きく減少。季節変動があるものの、前月11月の70台に比べて大幅に少なかった。
軽二輪で前年同月に比べ増加した地域は、台数が少数で1台当たりの割合が大きい北海道の一部と山形、山梨、新潟、奈良、愛媛、長崎のみで、そのほかの地域では前年月同かマイナスであった。
銘柄別の平均台数はホンダが前年12月の54台と比較して2024年12月は27台、ヤマハは同18台が10台、スズキは同13台が7台にそれぞれ減少し、カワサキは同6台が15台で増えた。輸入車などのその他は同10台が6台に減少。
「小型二輪」の全地域の販売台数は、前年同月に比べ11.8%の減少し6438台で、前月11月の6447台に比べ0.1%の減少となる。前年同月の全国平均では137台であったが、2024年12月は122台で大きく減少した。季節変動があるが、前月11月の平均122台と同数となる。
小型二輪は前年同月に比べ増加した地域は、北海道の一部と岩手、栃木、石川、島根、広島のみにとどまる。
銘柄別の平均台数は、ホンダ前年12月の28台が37台大きく増加北海道を除き多くの地域で前年月を超えた。ヤマハは同11台が7台、スズキは同11台が8台、カワサキは同40台が30となる。
◆2024年の年間における地域別販売台数
「軽二輪」の2024年の販売台数は全国で前年同月比20.2%減少の5万7180台であった。地域別ではすべての地域で前年の台数を割った。台数が小さい函館のみが、唯一前年同台数のみとなる。全国平均では前年は1352台が2024年1079台に大きく減少した。
「小型二輪」は全体で2024年の販売台数は、同3.4%減少の8万0001台であった。地域別で増加したのは札幌と函館、岩手と埼玉が微増、そして東京、三重、奈良も微増、鳥取、広島、香川のみとなる。全国平均では前年の1719台で2024年は1659台に減少。
2024年12月の軽二輪と小型二輪、2024年年間の軽二輪と小型二輪の各地域の販売台数は以下の表の通り。