
ヒョースンモーター・ジャパンは、原付二種クラスの新型クルーザーモデル「GV125X Roadster」を年7月より発売する。
都会的なアーバンスタイルで新たに誕生したという「GV125X Roadster」は、従来モデル「GV125S Bobber」に搭載する水冷125ccVツインエンジンにファインチューニングを施し、スポーティな走行性能を追求した新設計シャシーに搭載したモデルとなる。
気軽に扱える排気量で、所有感を満たすデザインとVツインならではの上質な鼓動感が魅力だという「GV125X Roadster」は、排気量の枠を超えた存在感と走行性能で、バイクライフ初心者にも最適な“走る楽しさ”と“所有する悦び”を提供するモデルとしている。
エンジンや駆動系は、同機種専用にチューニングした水冷60度Vツインエンジンは、従来型をベースに最高出力と最大トルクをアップし、さらに従来よりも低回転域で発生したという。ミッションは5速から6速に多段化し、加速性能と巡航性能が向上している。前後シリンダーからの菅長を均等化した集合エキゾーストパイプは、最低地上高を確保するために前方に配したチャンバーを経由し、左右2本出しマフラーへ至る。
排気効率と環境性能の両立し、メカニカルな美しさと存在感を演出したという。ドライブベルトを新採用することでチェーンに比べてノイズが少なく、注油メンテナンスも不要としている。さらに高耐久性でロングライフの利点をもち、プレミアムクルーザーに相応しい上質な乗り味を実現したとしている。
ボディやシャシーについては、エッジの効いたボディパーツでシャープかつ躍動感のあるシルエットを形成している。シート表皮のレッドステッチが、スポーティなアクセントだという。フロントフットレストは、クルーザーらしいリラックスしたポジションを保てるミッドコントロールタイプ。リヤ用はスマートなプッシュ収納式で、実用性とデザイン性を兼ね備える。フロントフォークは剛性の高い倒立タイプを採用し、ディスクブレーキにはABSを標準装備する。ホイールは高級感漂う切削加工仕上げとしフロント16インチ、リヤ15インチの組合せとしている。
装備するLCDメーターは、アナログ調指針タコメーターをメインにギアポジションなどの情報を見やすくレイアウトした。イギニッションキーは、ステアリング操作を妨げないようフューエルタンクの前端に配置した。灯火類はすべてLEDタイプを採用した。特徴的なテールランプはリアカウルのエンドに沿ってレイアウトし、シャープな印象とともに、“見られるバイク”としての存在感を際立たせたという。スマートフォンの充電やナビ使用に便利なUSB給電ポート(Type-A)を配線しやすいフューエルタンク前側右手に標準装備している。
・税込価格:68万2000円
・カラー:ナイトブラック
・主要装備
水冷Vツインエンジン、6速ミッション、ベルトドライブ、左右出しツインマフラー、倒立フォーク、ABS、切削加工ホイール、指針付フル液晶メーター、フルLEDランプ、バーエンドミラー、USBポート
・車両諸元
エンジン形式:水冷4ストローク 60°Vツイン
バルブ方式:SOHC 6バルブ
総排気量:124.7cc
最高出力:10.3kW (14.0PS) @ 10000rpm
最大トルク:10.7Nm (1.09kgf.m) @ 8000rpm
サスペンション:フロントφ41mm倒立フォーク
サスペンション:リアツインショック
ブレーキ:フロントφ270mmシングルディスク対向4POTキャリパー (ABS)
ブレーキ:リアφ250mmシングルディスク対向2POTキャリパー (ABS)
タイヤサイズ:フロント:120/80-16
タイヤサイズ:リア150/80-15
全長×全幅×全高:2130mm×770mm×1080mm
ホイールベース:1460mm
最低地上高:125mm
シート高:740mm
車両総重量:172kg
燃料タンク容量:14L