120周年記念の幕開け トライアンフ　生産100万台に　　特別ペイント車発表／来年120周年行事

トライアンフモーターサイクルズジャパン（トライアンフMJ）は、トライアンフが来年の創業120周年記念の計画を発表。同時に生産100万台目となるワンオフのカスタムペイントモデルを発表した。一方で躍進のため生産量を強化。来年の120周年記念では年間を通してイベントを展開する。

生産100万台目のトライアンフは洗練されたTiger 900 Rally Proベースに、シルバーのカスタムペイントと100万台目の特別なグラフィックを施した。ニック・ブロアーCEOは「1990年にトライアンフを再スタートさせてから31年間、私たちは世界中のファンと多くの素晴らしい瞬間を共有してきました。TTチャンピオンズアリーナへの復帰、 Moto2へのエンジン供給、ディスティングイッシュト・ジェントルマンズ・ライドでの健康と福祉へ支援などに取り組んできた。過去30年間トライアンフは、この誇り高き英国ブランドの知名度を高めるために、社員やパートナー、デザイン、エンジニアリング、製造能力への持続的かつ多額の投資を続けブランドを力強く成長させ、120年の歴史の中で最も成功した年となった」などと述べている。

今後は「ブランドをさらに高いレベルに引き上げる。近日発売予定の新型タイガー1200、新しい競技用MXおよびエンデューロモデル、さらにバジャージ社との戦略的パートナーシップによる小型バイクの製造する」など計画を表明している。

トライアンフは、英国を代表するモーターサイクルブランドとして、2022年に120周年を迎える。1902年4月に最初の量産型を発売。その後に苦境に至り1990年に再開し、英ヒンクリーにある最新の工場で設計・製造し以来30年間で57カ国、700店以上の国際的ネットワークを通じ、ブランドの歴史上で最も多くのモーターサイクルを製造し販売した。

コロナ禍で、この12ヶ月間は過去最高の成功を収め、 全世界で7万5000台以上の車両を販売、 売上高は6億5000万ポンドに達した。現在、5つの製造拠点のすべてが英レスターシャー州ヒンクレーのグローバル本社で管理・指揮しておりデザインセンターで構想や試作、テストを行う。さらに新しい英国の組立工場を建設し、生産力を強化。数百万ポンド規模の既存の塗装工場と試作施設を補完する。

120周年の記念行事は2022年1月から、世界中のファンを招待し、年間を通じて特別イベントなどを開催する。詳細は年明けに発表する。