11月「タイヤ販売」前月比で増加　　自タイヤ協会　　新車用は今年最多本数　　輸入は前年月並み

11月のタイヤ販売本数は日本自動車タイヤ協会のまとめによると、「新車用」とアフターサービスでの需要が多い「市販用」ともに前年同月に比べ減少であった。新車用は５ヵ月連続で前年月に比べ減少し、市販用は8ヵ月連続の前年月割れとなった。

 

 

11月の販売本数は新車用と市販用で前年月を割ったものの、ともに今年夏以降で前月に比べ増加傾向を示している。新車用はコロナ前よりも多い状況が続いている。輸入タイヤ本数（財務省）については、10月は前年同月並みで、今年9月よりも大きく増加した。

 

 

同協会に加盟するメーカー、輸入メーカー品を含めた11月の国内二輪車「新車用タイヤ」の販売本数は、前年同月に比べ3.8％減少の10万1000本であった。10万本越えは昨年11月以来で12ヵ月ぶりとなる。前月10月の9万2000本よりも9.7％の増加となる。今年の推移では8月以降で前月同等、もしくは拡大傾向を示しており、11月は今年の最高本数となる。

 

 

新車用の本数の拡大は、来年春の新車出荷に備えた動きともいえ、12月も多い本数が期待できるといえそうだ。

 

 

市販用タイヤ本数、新車用と市販用の今年1月からの累計本数、10月の輸入本数については、以下の通りとなる。