排気量51~250㏄の新車の出荷が増え続けている。国内「新車出荷台数」をまとめる自工会(日本自動車工業会)による10月の出荷台数の全体は、前年同月に比べ4.0%の増加であった。前月の9月に比べても1.2%多い。原付一種は前年同月で減少が続き、小型二輪も2ヵ月連続の減少であった。
新車出荷台数はメーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付一種から251㏄以上の大型二輪車である小型二輪までの、全クラスを通して一つの指標で流通台数として確認できる唯一のデータ。さらにオートバイ業界全体への影響が大きいため、関係企業や担当者らが注目する重要な指標の一つとなっている。
10月の全排気量クラスの合計は、前年同月の3万2078台よりも4.0%増加の3万3366台であった。前月9月の3万2973台よりも1.2%の増加であった。1月からの累計台数では前年同期に比べ4.4%増加の31万6154台となった。
各排気量クラスなどについては、以下の通りとなる。