10月の「都道府県別の販売台数」は、125~250㏄の軽二輪車でほぼ全地域が前年同月に比べ減少した。一方で、251㏄以上の中型車以上の小型二輪車は2地域で前年同月を割ったのみで、そのほかの多くの地域では2ケタの伸び率で大きく増加した。
都道府県別の販売台数は、全国軽自動車協会連合会がまとめた統計をもとに、本サイトによる見解を取り上げる。9月の全国の合計販売台数を「前年同月比」でみると、軽二輪車が前年同月に比べ26.0%の減少で5477台にとどまる。一方で、小型二輪車は同29.3%の増加で9153台であった。両クラスの合計では同1.1%の増加となり1万4630台であった。9月との「前月比」では季節柄などの影響もあり、多くの地域が両クラスで減った。
全国53地域のうち、軽二輪車は前年同月を超えた地域は9月では4地域にとどまり49地域で減少したが、10月は釧路を除き52地域すべてが前年月を割った。軽二輪車の累計台数では、主に北海道と東北の一部で増加したのみであった。小型二輪車は9月に50の地域で前年同月を超え、10月では51地域で前年を超えた。小型二輪車で前年月を割ったのは寒気が厳しい北海道・釧路と、若干減少した福島であった。小型二輪車の累計では福井のみが若干の前年同期を割ったのみで、ほかの52地域は前年同期を超えた。
全国の平均台数にすると、軽二輪車の9月は111台で10月は103台となる。小型二輪車では9月が188台であったが、10月は173台に減少。両クラスとも前年同月を超えたのは23地域にとどまる。特に関東や東海の一部、四国などが増加した。両クラスの合計台数で伸びたのは宮城から茨城で東北地域、岐阜から三重の中部地区、中国地域、九州地域でも前年同月比と前月比で増加が目立った。
各地域の販売台数は、以下の表の通り。