10月の国内二輪車の「新車出荷台数」は、9ヵ月ぶりに前年同月を下回った。ただ、排気量50cc以下の原付一種を除き、他の各クラスで前年同月を超えている。国内の二輪新車出荷台数をまとめる自工会(日本自動車工業会)による10月の出荷台数は、全体では前年同月並みで0.6%の減少となっている。原付一種の大幅な減少に反して、排気量126cc以上の軽二輪と小型二輪は大きく台数が増加した。10月時点の累計台数より、今年年間の出荷台数の見込みも、ますます鮮明になってきた。
新車出荷台数は小売販売台数とは異なり、メーカーの生産工場から出荷された台数を指す。50㏄以下の原付一種から251㏄以上の小型二輪までの全クラスの流通台数を、一つの指標で確認できる唯一のデータとなる。国内オートバイ業界全体に影響するため、オートバイ関係者らが注目する重要な指標となっている。
10月の出荷台数、クラス別出荷台数などについては、以下の通りとなる。



