自工会(日本自動車工業会)がまとめた10月の国内「新車出荷台数」は、全体では前年月比で減少となった。10カ月連続の前年月割れとなる。前月9月に続き原付一種のみが前年月超えとなる。
新車出荷台数はメーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付一種から251㏄以上の小型二輪までの全クラスの流通台数を、一つの指標で確認できる唯一のデータとなる。オートバイ業界全体への影響が大きいため、オートバイ関係企業や担当者らが注目する重要な指標となっている。
10月の全排気量クラスの合計は、前年同月に比べ7.2%減少の3万0955台であった。前月9月の2万9139台に比べ6.2%の増加となる。前年月割れは10ヵ月連続となる。昨年の夏以降で軽二輪と小型二輪の台数が大幅に増えたことで10月も前年月マイナスが目立つ。1月から10月までの累計台数では前年同期に比べ12.4%の減少で26万4417台となる。
各クラス別の台数と本サイトの見解については、以下の通りとなる。