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1月「出荷台数」前年同月比5.6%の減  自工会調べ  小型二輪、大幅に減少

1月「出荷台数」前年同月比5.6%の減  自工会調べ  小型二輪、大幅に減少

2023.02.12

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1月「出荷台数」前年同月比5.6%の減  自工会調べ  小型二輪、大幅に減少

今年1月の251㏄以上の小型二輪車の出荷台数が大幅に減少した。小型二輪の減少は前月に続いて2ヵ月連続となる。国内の「新車出荷台数」(自工会=日本自動車工業会調べ)は、全体でも前年同月に比べ減少であった。原付二種のみがプラスにとどまった。

 

 

新車出荷台数は、メーカーの生産工場から出荷した台数で、50㏄以下の原付車から251㏄以上の小型二輪車までの、全クラスを通して一つの指標で流通台数が確認できる唯一のデータとして、オートバイ業界の関係者らが注目する重要な指標の一つとなっている。

 

 

 

1月の排気量全クラスの合計は、前年同月に比べ5.6%の減少で2万7448万台であった。前月の昨年12月の前年同月比7.8%減少に続いて連続の減少となる。

 

11月の排気量クラス別では、50㏄以下の「原付一種」は前年同月に比べ20.2%減少の7222台であった。月間で1万台割れは昨年1月の12ヵ月ぶりで、前年月割れは、昨年9月より5ヵ月連続となる。51~125㏄の「原付二種」の1月は前年同月比で37.7%の増加で1万1114台であった。1月での1万台超えは堅調な販売となる。

 

 

126~250㏄クラスの「軽二輪車」の1月は、前年同月に比べ6.7%の減少となり6065台であった。軽二輪車は昨年7月以降から7カ月連続の前年月割れとなる。昨年、堅調な出荷をみてきた「小型二輪車」は、前年同月に比べ44.2%と大幅に減少し3047台であった。

 

 

小型二輪車の出荷台数は、コロナ前の2019年レベルの4000台前後に戻った模様だ。生産遅れは回復傾向に向かいつつも、前年月割れは2ヵ月連続となり、市場の潮目が変わったのか、春以降の新型投入を控えての現行車の生産調整なのか明確ではない。ただ、昨年からの需要は今年前半まではまだ高い状態で推移するものとみられる。

 

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