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純利益で過去最高  伊ピアッジオG、第 3 四半期連結累計で

純利益で過去最高  伊ピアッジオG、第 3 四半期連結累計で

2023.12.03

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純利益で過去最高  伊ピアッジオG、第 3 四半期連結累計で

伊ピアッジオグループは第 3 四半期連結決算を発表し、累計期間としては過去最高となる8570万ユーロの純利益上げたとした。連結売上高は前年同期並みの16億2620万ユーロ、売上総利益が同9.3%増の4億6880万ユーロ、税引前利益では同13.6%増で1億2990万ユーロ、純利益は2動20.9%増で8570万ユーロであった。

 

 

二輪車は今年9月30日現在、全世界で前年同期比11%減の36万4900台を販売。純売上高は同3.4%減で12億9360万ユーロ であった。このうちスペアパーツやアクセサリーの売上高は同5.7%増で1億2390万ユーロを上げた。二輪車販売の売上は、ヨーロッパや中東、アフリカ、アメリカ大陸において5.1%増加し、イタリア市場が13.2%増、次いでアメリカ市場が5.4%増した。インドおよびアジア太平洋地域では売上が鈍化した。

 

 

特にヨーロッパ市場は第3四半期累計でスクーターが23.1%のシェアを獲得したとしている。北米のスクーター市場は29.5%のシェアを獲得。北米ではグループのアプリリアとモト・グッツィで存在感を高める取り組みを展開。

 

 

スクーター部門ではハイホイールモデルの好調な販売業績と、欧米市場でのベスパスクーターの売上高が2桁の伸びを示したという。モーターサイクルは、新型モト・グッツィV100マンデッロが市場で大きな反響受け、アプリリアが新型660ccエンジンを搭載したモデルなどがイタリアモトラリー選手権で優勝するなど卓越した多機能性を実証した。アプリリアRS 660のスポーツ権威あるモトアメリカ選手権のツインズカップ部門の主役となり、2人のライダーが総合スコアボードで表彰台に立つなど実績を上げたという。

 

 

9月1日にロベルト・コラニーノ会長兼CEOの死去にともない、ピアッジオ&C.S.p.A.取締役会は新たなコーポレートガバナンス体制を確立。マッテオ・コラニーノ取締役が会長に、ミケーレ・コラニーノ取締役が最高経営責任者(CEO)に任命された。カルロ・ザネッティ氏を新たな非常勤取締役に選任したとしている。

 

 

10月19日にはピアッジオグループと福田汽車グループは、電動ポーターモデルの新シリーズの共同開発に関する契約を北京で締結。電動ポーターはピアッジオグループのイタリア国内ポンテデーラ工場で生産を予定。2024年末までに欧州主要国で販売を開始する計画だ。

 

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