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第2四半期連結で増収・減益  川崎重工  航空機エンジン不具合など影響  二輪関連は231億円増収益

第2四半期連結で増収・減益  川崎重工  航空機エンジン不具合など影響  二輪関連は231億円増収益

2023.11.10

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第2四半期連結で増収・減益  川崎重工  航空機エンジン不具合など影響  二輪関連は231億円増収益

川崎重工業は11月8日、同社グループの2023年度の第2四半期連結業績を発表した。受注高は前年同期比58億円の減少で8608億円、売上収益が同95億円の増収で7693億円、事業損益を同636億円悪化の328億円の損失、税引き前四半期損益は同704億円の悪化として344億円の損失、親会社の所有者に帰属する四半期損益は同471億円悪化の233億円の損失であった。航空機エンジン不具合による損失などが影響した。

 

 

受注高では航空宇宙システム事業と二輪を含むパワースポーツ&エンジン事業で増加したが、精密機械・ロボット事業とエネルギーソリューション&マリン事業、車両事業の影響が全体の減少を招いた。売上収益の増収では航空宇宙システム事業や精密機械・ロボット事業などが減収であったが車両事業やエネルギーソリューション&マリン事業などの増収としたことで、全体が増収となった。

 

 

ただ、利益の悪化ではエネルギーソリューション&マリン事業などでは改善し増益であったが、航空宇宙システム事業のPW1100G-JMエンジンの不具合による損失を計上したほか、精密機械・ロボット事業での中国建機市場や半導体市況の低迷により減益となった。

 

 

事業別では二輪関連のパワースポーツ&エンジン事業の受注高は、前年同期比で19億円増加の2671億円、売上収益では同19億円増え2651億円、事業損益が同49億円減少したが231億円の増益とした。航空宇宙システム事業の受注高は同675億円増加の1932億円、売上収益は同157億減少の1292億円、事業損益は土497億円減少の527億円の損失。車両事業は同92億円減少の301億円、売上損益は255億円の増加で841億円、事業損益は土3億円増加し3億円の増益。

 

 

エネルギーソリューション&マリンの受注高は同200億円減少の2184億円、売上収益では同133億円草加の1478億円。事業損益は54億円増加で85億円の増益。精密機械・ロボットでは受注高が同364億円減少し1030億円、売上収益は同146億円の減益で1030億円、事業損益で同101億円減収の46億円の減益。その他では受注高で同96億円の減少で488億円、売上収益が同8億円減少し379億円、事業損益は同13億円減少の5億円の増益となる。

 

 

第2四半期の二輪車の市場別卸売販売台数は、米国が前年同期比1万1000台減少の3万3000台、カナダは同1000台減少し4000台、欧州が同4000台増加の3万台、豪州は1000台減少し3000台。日本は同微増の1万5000台で先進国合計は同9000台減少し8万7000台。そのほかの新興国のブラジル、アジアなどで6万台減少し9万8000台であった。全体では同6万9000台減少の18万5000台となる。

 

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