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新車タイヤ、販売「増加」続く  自タイヤ協会  2月は前年月比10%超え

新車タイヤ、販売「増加」続く  自タイヤ協会  2月は前年月比10%超え

2023.03.14

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新車タイヤ、販売「増加」続く  自タイヤ協会  2月は前年月比10%超え

二輪車の新車タイヤ本数の販売が7ヵ月連続で前年月比を超えた。日本自動車タイヤ協会の調べによる今年「タイヤ販売本数」は新車用が1月、2月ともに前月比で増加が続いた。一方、アフターサービス市場が主な市販用は1、2月とも前年月割れであった。

 

 

自動車タイヤ協会に加盟するメーカーの輸入メーカー品を含めた1月の国内二輪車「新車用タイヤ販売本数」は、前年同月に比べ20.8%増加の8万7000本を販売した。また、2月は伸びが縮小したが、同10.3%増加して8万6000本であった。

 

 

新車用では昨年の7月以降、7ヵ月連続で前年月を超えており、主に国内販売なことから国内新車生産が比較的に多い251㏄超えの車両が多いとみられ、今後も小型二輪車の新車出荷に期待が持てそうだ。

 

 

一方、「市販用タイヤ販売本数」は、1月が前年同月に比べ11.4%減少の7万8000本であった。2月は同35.7%減少して8万3000本であった。

 

 

市販車用は主にアフターセールスでの需要が多いとみられ、各メーカーが昨年2回の値上げに続き今春も一斉に値上げ予定もあって、買い控えが広がっているといえそうだ。

 

 

他方、財務省がまとめる海外からの1月の二輪車用「輸入タイヤ本数」は、前年同月比で15.6%増加に転じ27万1207本であった。輸入タイヤは昨年2月より前年同月と同等の本数で上下してきたが、今年1月では昨年の7月以来の前年月比で2桁の伸びとなった。

 

 

輸入先国や地域では、2月の時点でタイが最も多く10万7831本で、次いで台湾の4万8085本、中国が3万2645本と続く。

 

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