KTM Japanは2026年モデルの新型「KTM 1390 SUPER ADVENTURE S EVO」、新型「KTM 990 DUKE R」を4月に発売する。KTM 1390 SUPER ADVENTURE S EVOの税込価格は325万円、KTM 990 DUKE R が同207万円。
◆KTM 1390 SUPER ADVENTURE S EVO
同モデルはKTMアドベンチャーラインアップのフラッグシップ。新設計フレームにより剛性を最適化し、ハンドリングと直進安定性を向上させた。フットペグ位置を8mm下げ、幅を10mm拡大することで快適性も高めている。
エンジンは水冷DOHC・V型2気筒LC8。排気量を従来の1,301ccから1350ccへ拡大し、最高出力173PS(9,500rpm)、最大トルク145Nm(8000rpm)を発揮する。新採用のカムシフトテクノロジー(可変バルブ機構)により、低回転域での扱いやすさと高回転域での伸びを両立。排出ガスと燃費性能の向上も図った。
トランスミッションには、KTM初となるオートメイテッド・マニュアル・トランスミッション(AMT)を搭載。クラッチレバーを持たない構造で、フットレバーやハンドルバーのパドル操作によるセミオートマチック、スロットル操作のみのフルオートマチックを選択できる。
安全・快適装備も充実した。第5世代のBosch製フロントレーダーセンサーを用いた最新のアダプティブクルーズコントロール(ACC)を標準装備。AMTとの連携により、前走車の停止に合わせて自車も停止し、再発進も自動で行う「ストップ&ゴー」機能を実現した。グループライド時に対応する設定も備える。
サスペンションはWP製セミアクティブテクノロジー(SAT)の最新世代を採用。縦型8インチTFTフルカラーディスプレイはタッチスクリーン式で、手袋着用時も操作可能。反射防止やアンチグレア加工により視認性を高めた。
タイヤサイズは前120/70ZR19、後170/60ZR17。燃料タンク容量は約23ℓ、車両重量は約227kg(燃料除く)。シート高は847mm/867mmの調整式。カラーはオレンジのみ。生産国はオーストリアで、保証期間は条件付きで4年間。
先進電子制御と大排気量Vツインを融合させた新型は、アドベンチャーモデルの新たな基準を提示する一台となりそうだ。

KTM 1390 SUPER ADVENTURE S EVO
◆KTM 990 DUKE R
同機種は既存のKTM 990 DUKEをベースに、パフォーマンスを一段と高めたスポーティ仕様の“R”バージョン。ホワイトとマットブラックを基調に、エレクトロニックオレンジのフレームを組み合わせた外観は、2011~2013年に製造された「KTM 990 SUPER DUKE R」第2世代から着想を得たデザインとする。
エンジンは水冷DOHC並列2気筒947cc。最高出力は127.84PS(9500rpm)と、ベースモデル比で約5PS向上した。最大トルクは103Nm(6,750rpm)。改良されたマッピングにより出力性能を高めた。車両重量は燃料を除き約179kgとし、エルゴノミクスの見直しで重心をわずかに高め、シート高と最低地上高を各15mm引き上げた。これにより、バンク角は約3度増加し、より積極的なスポーツライディングに対応する。
足回りには前後フルアジャスタブルのWP製APEXサスペンションを装備。フロントはトラベル量143mmの新型オープンカートリッジフォークを採用し、フォーク径を43mmから48mmへ拡大。剛性を34%向上させた。リアには新型リニアスプリングを備えたWP製APEXショックを組み合わせる。
ブレーキはBrembo製StylemaモノブロックキャリパーとMCSマスターシリンダーを採用。フロント320mmダブルディスクとの組み合わせにより、高精度な制動フィーリングを実現する。電子制御ではSPORT ABSや、リアABSを無効化するSUPERMOTO+ ABSを搭載し、走行シーンに応じた設定が可能だ。
また、8.8インチTFTフルカラーディスプレイはタッチスクリーン機能を備え、分割画面モードも搭載。刷新されたスイッチキューブと合わせ、ライディングモードやコネクティビティ機能の操作性を高めた。
タイヤには公道走行可能なサーキット志向のMichelin製Power Cup 2を装着。強化された足回りと制動性能、電子制御技術を組み合わせ、ネイキッドモデルの枠を超えた走行性能を追求した一台となっている。生産国はオーストリア。保証期間は条件付きで4年間。

KTM 990 SUPER DUKE R



