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川崎重工、第1四半期業績が増収・増益  売上高が過去最高に

川崎重工、第1四半期業績が増収・増益  売上高が過去最高に

2024.08.16

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川崎重工、第1四半期業績が増収・増益  売上高が過去最高に

川崎重工業は2024年度の第1四半期連結業績が、同期において売上収益で過去最高を上げた。売上収益は前年同期比9.6%増加の4442億円、事業利益が同65.2%増加し169億円、税引前の利益では同73.0%増加の258億円、親会社の所有者に帰属する利益が同69.2%増加して153憶円であった。キャッシュ・フローは前年同期に比べ109億円増の1028億円となった。

 

連結受注高はエネルギーソリューション&マリン事業、精密機械・ロボット事業などで増加となったものの、航空宇宙システム事業での減少により、全体では前年同期並みとなった。売上収益では航空宇宙システム事業、エネルギーソリューション&マリン事業、精密機械・ロボット事業などでの増収により、前年同期比で増収であった。事業利益はパワースポーツ&エンジン事業での減益や車両事業で悪化したものの、航空宇宙システム事業での増益、精密機械・ロボット事業での改善などにより前年同期比で増益となった。

 

このうち二輪車が含まれるパワースポーツ&エンジン事業は、事業を取り巻く経営環境は主要市場である米国と欧州では競合メーカーの積極的な商品供給により市場競争は激化したが、需要は堅調に推移。東南アジア市場は一部では回復傾向が見られたが、依然として低い水準で推移。中国市場では景気悪化の影響から需要が減少した。

 

これにより連結売上収益は前年同期並みの1447億円であった。北米向け四輪車などが出荷遅れなどの影響で一時的に減少した。一方で二輪車の増加と為替レートが円安に推移し収益を押し上げた。事業利益では、固定費の増加により前年同期に比べ27億円減益の115億円となった。

 

二輪車の売上収益は先進国で前年同期比101億円増加の611億円、新興国では同33億円増えて234億円であった。

 

2024年度の2025年3月期通期の予想としては、前回の予想と同じ2兆2500億円、事業利益では1300億円を見込む。パワースポーツ&エンジン事業では、売上収益は従来予想と同じ前期比1276億円増加の7200億円で、事業利益でも従来予想通りの同200憶円増加の680億円としている。このうち二輪車の売上収益は先進国で同201億円増加の2380億円、新興国では同6億円多い1040億円を見込む。

 

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