今年の年末は「年間の出荷台数」で、原付二種(51~125㏄)が原付一種(50㏄以下)を史上初で上回る公算が高まっている。昨年の両クラスの差は約2000台まで接近した。月間ではすでに原付二種が原付一種を超えた月もあり、年間で今年に出荷台数が原付二種と原付一種が逆転すると、国内の二輪車史上で過去になく初となる。世界的にみて最小排気量車が原付一種の市場はほぼ日本だけで、車両メーカーでは原付一種の生産が縮小傾向で、最小排気量を原付二種にするには、現在の免許制度からするとユーザーにとって免許取得のハードルが高く、将来のオートバイ業界の懸念材料となっている。