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住友ゴム工業 第2四半期連結、売上高・事業利益など過去最高   四半期利益は大幅増

住友ゴム工業 第2四半期連結、売上高・事業利益など過去最高   四半期利益は大幅増

2024.08.16

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住友ゴム工業 第2四半期連結、売上高・事業利益など過去最高   四半期利益は大幅増

住友ゴム工業は2024年12月期の第2四半期連結業績が、売上高、事業利益などで過去最高を上げた。円安を追い風に、四輪用の次世代オールシーズンタイヤなど高付加価値タイヤの販売が好調であったことなどが貢献した。

 

1月から6月の第2四半期までの売上高は前年同期比105%で259億円増加の5870億円、事業利益が同248%で252億円の増加で423億円、営業利益率では同250%で251億円増え420億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同473%で305億円増加の387億円であった。為替レートは米ドルが152円、ユーロは165円とする。自己資本比率は2.1ポイント上昇し51.4%になった。

 

自動車メーカーの生産停止の影響やインフレなどの影響による市況の停滞もあり、上期のタイヤ販売本数は前年同期を若干下回ったが、一方で為替の影響を追い風に利益はお巾に改善。同時に同社グループの2027年度の目標である中期計画の実現に向けて経営基盤の強化を目指すプロジェクトの推進、顧客ニーズに対応した高機能商品を開発し増販するなど競争力強化に取り組んだとしている。

 

このうちタイヤ事業の売上収益は前年同期比105%で4961億円、事業利益が同349%で340億円であった。国内新車用タイヤは自動車メーカーの減産が影響し販売量が前年同期を下回ったが、市販用タイヤでは前年同期の値上げ前の需要の反動で販売本数は減少したが、業界を上回って推移したことでシェアを向上した。

 

業績を説明する山本悟社長

 

海外の新車用タイヤはアジア、大洋州で中国や東南アジアでの販売が市況低迷し低調したことで販売が前年同期を割った。一方で欧州ではファンケルブランドのオールシーズンタイヤなどの拡販で、販売が前年同期を超えた。北米では新製品を初年度に発売したワールドピークシリーズを中心に販売を維持。

 

二輪車用タイヤでも堅調に推移したが、前年同期も販売が好調であったことから前年を下回った。

 

2024年度の業績予想は売上収益は前回予想同様の1兆2000億円、事業利益が同じく800億円で、営業利益が610億円、当期利益では前回の380億円よりも多い410億円を見込む。2027年の中期計画に向け経営支障は改善し、同計画目標の前倒し達成を目指す。

 

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