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住友ゴム 25年半期業績は減収減益  マイナス要因織込み済み  通期予想、ほぼ計画通り

住友ゴム 25年半期業績は減収減益  マイナス要因織込み済み  通期予想、ほぼ計画通り

2025.08.17

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住友ゴム 25年半期業績は減収減益  マイナス要因織込み済み  通期予想、ほぼ計画通り

住友ゴム工業の2025年度の第2四半期業績が、減収減益であった。売上収益は前年同期比97%の5722億円、事業利益が同67%の283億円、営業利益は同64%の270億円、親会社の所有者に帰属する中間利益では同37%の144億円であった。

 

天然ゴムなどの原料高騰や為替によるマイナス要因は当初より織り込み済みで、前年同期比での減益はおおむね計画通りとした。タイヤでは北米での市販で前年を超え、国内でも販売を伸ばした。一方、構想改革では2023年に設定した改革対象事業約10のうち9事業商材の目途づけが完了した。

 

事業別業績では、タイヤ事業の売上収益が前年同期比98%の4883億円で、事業利益は同65%の222億円。スポーツ事業の売上収益は同90%の647億円で、事業利益は同58%の40億円。産業品他の売上収益が同99%の192億円で、事業利益が同156%の21億円となる。

 

米国の関税の影響は、値上げや構造改革、内部の努力などで打ち消していくとしている。タイ工場の輸入タイヤの関税は、25%はタイの出荷価格に課せられ、実質12~13%の影響にとどまるとし、米国工場は原料に課税されることから、関税への対応可能レベルしている。また、米国市場では5月より価格転嫁も実施しているとする。

 

2025年度通期見通では、当初の予想をほぼ維持する。売上収益は前期比100%の1兆2150億円、事業利益が同108%の950億円、営業利益は同751%の840億円、当期利益は同456%で450億円としている。タイヤ事業では売上収益を前年比100%の1兆0495億円、事業利益は同110%で840億円を見込む。

 

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