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伊ピアッジオグループ 22年度業績、過去最高に   23年度は「過去にない最先端製品揃える」

伊ピアッジオグループ 22年度業績、過去最高に   23年度は「過去にない最先端製品揃える」

2023.04.05

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伊ピアッジオグループ 22年度業績、過去最高に   23年度は「過去にない最先端製品揃える」

伊ピアッジオグループは2022年度の業績が、過去最高を達成したとしている。連結売上高が前年比25.1%増加し20億8740万ユーロ(約2984億9820万円)を上げ、粗利にあたる産業売上総利益は5億5,490万ユーロ(約793億5070万円)と同20%改善し、売上高純利益率は26.6%、税引前利益は同35.8%増加で1億2720万ユーロ(約181億8960万円)、純利益が同41.4%増の8490万ユーロ(約121億4070万円)であった。

 

 

2022年度は全世界で16.7%増の62万5000台を販売したとしている。このうち二輪車は前年の44万9700台から14.8%増となる51万6200台を販売した。純売上高にして前年比23%増の16億8380万ユーロ(約2407億8340万円)。このうちスペアパーツやアクセサリー関連の売上高は同11.6%増で1億5550万ユーロ(222億3650万円)であった。

 

 

二輪車販売は、特にアジア太平洋地域が前年比57.1%増で好調としており、北米でも同42.7%増、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域が同10.3%増であった。ヨーロッパで同グループはスクーターセグメントで22.9%のシェアを占め、北米でも35.4%のシェアを占めるとしている。また、北米で同グループのアプリリアとモト・グッツィのブランドでモーターサイクル市場での存在感を高めているという。

 

 

スクーター部門は、売上高約30%増を記録したベスパブランド、ハイホイールスクーター・ピアッジオリバティ、新型電動スクーター・ピアッジオ1、アプリリアスクーターが牽引し、全世界の販売において14.3%増であった。

 

2022年に販売したベスパのプリマベーラとスプリント

 

モーターサイクル部門は販売台数が19.7%増加し、アプリリアはアプリリアRS、トゥアレグ660、トゥオーノ1100が貢献し、レースのmotoGP選手権で達成した偉業の効果もあり、30%以上増加の過去最高の売上高を記録したという。モト・グッツィはオールテレーンV85TT、新型モト・グッツィV100マンデッロ、V7シリーズが牽引し、記録的な販売台数と売上高15%以上増加で過去最高を達成したという。

 

 

ピアッジオグループのロベルト・コラニーノ会長兼CEOは「2022年を過去最高の業績で締めくくり、すべての指標で新記録を樹立しました」などと述べている。さらに2023年度については「地政学的およびマクロ経済的には複雑な状況でありますが、自信と楽観性を保ち、すでに策定した重要な成長路線を継続し、 投資計画やESGの課題への取り組みも実施します。イノベーションと安全性に常に焦点を当てることで、 私たちのブランドが世界中にアピールし、性能、アクティブおよびパッシブセーフティ、環境の持続可能性の観点から、これまでにない最先端の製品ラインアップを揃える」などと成長への見込みを述べている。

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