伊ドゥカティ社は7月23日、ファブリツィオ・カッツォーリ氏をグローバルセールス&アフターセールスディレクターに着任、同時に経営陣(ボードメンバー)に加えたと発表した。過去には日本法人のドゥカティジャパン責任者も務め、馴染みあるディーラーの少なくない。
カッツォーリ氏は物流部門からキャリアをスタートし、営業や海外事業で経験を積んだ。2000~2010年の中頃には日本法人のドゥカティジャパン責任者も務めたほか、その後はマセラティを経て中国や英国など戦略市場を担当するなど、グローバル市場で豊富な実績を持つ。日本市場でのマネジメント経験を持つ人物が世界販売を統括するポストに就くことになり、日本を含む各市場の販売現場を理解した経営体制となる。
新体制では、世界86カ国における販売・アフターセールス事業を統括し、13の現地販売会社と独立ディストリビューター網を管轄するほか、営業戦略、事業開発、CRM(顧客管理)、カスタマーエクスペリエンス、ディーラー研修などの機能を統括する。
前任のフランチェスコ・ミリシア氏はグループ内で新たな職務に就任する。クラウディオ・ドメニカリCEOは「市場環境が複雑化する中、複数市場での経験とブランドへの深い理解を持つカッツォーリ氏は、この役割に最適な人材だ」と期待を示している。
カッツォーリ氏は「ブランドの世界的な存在感をさらに高め、販売ネットワークとともに顧客へより魅力的な体験を提供していきたい」などと抱負を述べている。
また、カッツォーリ氏が兼務していた英国、アイルランド、スウェーデン、ノルウェー市場の責任者には、マーケティング・コミュニケーションディレクターのサラ・ファルゾルガー氏が就任。ドゥカティは今回の人事について、社内人材の登用による戦略の継続性確保と、グローバル市場でのブランド価値向上を狙いとしている。

カッツォーリ氏



