昨年、2023年の免許取得者が昨年に続き減少した。警察庁が公表する令和5年(2023年)の「運転免許統計」によると、「大型二輪」「普通二輪」「原付」の全クラスで前年を割った。2021年まで各クラスで増加傾向を示してきたが、前年割れは2年連続となる。年齢世代別でも大型二輪、普通二輪ともにほとんどの世代で減少した。「都道府県別・種類別併記運転免許証交付件数」でも原付を除きほとんどの各地域で前年を割った。
2023年の種類別の併記運転免許証交付件数のうち二輪に関する「大型二輪」「普通二輪」「原付」を合わせた合計は、前年の27万5242件に比べ12.3%減少して24万1371件であった。
このうち「大型二輪」が前年の9万0021件に比べ13.2%減少の7万8106件。「普通二輪」が前年の18万5088件に比べ11.9%の減少で16万3151件であった。「原付」は前年の133件に比べ14.3%減少し114件であった。各クラスで前年を割ったものの、新型コロナ前の2018年に比べると大型二輪は5.0%多く、普通二輪では10.3%多く、原付では35.7%の増加を維持しており、前年を割ったがコロナ前よりも件数は多く高い水準にあるといえる。
交付件数の年齢世代別、都道府県別の交付件数を以下のように取り上げた。