中古車輸出　5カ月連続で前年月割れ　　10月台数　　海外なお厳しい状況

10月の国内から海外市場に輸出された「中古車の輸出台数」（＝中古もの／財務省）が前年同月に比べ57.2％にとどまった。前年同月割れは5カ月連続となった。前月の9月に続き、車両クラスでは801㏄以外の4クラスで前年同月を割った。累計台数では前年同期に比べ19カ月連続で減少しており、海外へ輸出された中古車が大幅に減っている。要因は国内での業者間オークションの相場の高騰、約1年前より続いているコンテナ不足とコンテナ価格の高騰、為替相場は昨今1ドル114円近くに戻ったが、輸出関係者には依然、厳しい環境が続いている。

中古車の輸出台数は6月以降で前年月を割り、減少幅も月を追うごとに前年月よりも減少幅が広がる傾向を示した。10月は、前年同月に比べ42.8％減少し1万6330台で、台数は9月レベルを維持した格好だ。