8月の業者間の中古バイクオークションで落札された平均単価が、4ヵ月ぶりにやや下落した。全体で開催回数は前年、前月7月に比べて減った。出品、成約ともに台数は前年同月および前月の7月に比べても減少し、今年最も少ない台数となる。ただ、出品台数が減ったことで、成約率は前年同月比、前月7月に比べもやや上昇した。
JABA(日本二輪車オークション協会)が調べる「オークション流通結果」を基に、本サイトで各オークションでの落札平均単価集計したもの。JABA加盟オークション全13会場の8月の合計開催回数はカレンダーの配分により前年同月の41開催よりも減少し全37開催であった。
8月は加盟会場全体での開催回数が減ったことで、出品台数は前年同月に比べ6.7%の減少で2万9828台、成約台数は同4.0%の減少で2万5103台であった。出品台数に対する成約率は84.2%で同3.5ポイント上昇した。流通台数は減ったものの、車両販売が鈍いほか多くの販売店が夏季休暇月間のため落札競合も減り、落札価格が上昇しづらい状況を狙って積極的に参加する傾向が高まったことで成約率が上昇したとみられる。
前月の7月との流通台数の比較や、相場である落札平均単価、中古バイクのオークション市場についての本サイトの見方、各オークション会場平均単価などは以下の通りとなる。