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中古バイク、単価「過去最高値」を更新  8月の業者オークション/二輪車A協会調べ

中古バイク、単価「過去最高値」を更新  8月の業者オークション/二輪車A協会調べ

2022.09.14

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中古バイク、単価「過去最高値」を更新  8月の業者オークション/二輪車A協会調べ

8月の業者間中古車バイクオークションの落札平均単価(相場)が2カ月連続で過去最高を更新した。08年以降で初めて20万円を超え、前月の7月に続き過去最高を更新した。日本二輪車オークション協会(JABA)が調べる「オークション流通結果」を基に、本サイトでの集計で分かった。8月に取り引きされた中古バイクの流通台数は、前年同月に比べ出品台数、成約台数ともに増加した。高い需要の中で新車の出荷先はメーカー系専売店が中心になり、下取り車の発生もそうした販売店での流通に絞られることで、中古バイクの流通台数は鈍化傾向といえる。同時に経済力ある販売店や輸出業者らが人気車両を落札する傾向が強いといえそうだ。

 


JABAが集計したデータを基に、本サイトで中古車バイクオークションの主要10会場で落札された車両より平均単価を算出したもの。これによる8月の主要10会場全体のオークション開催結果は、出品台数が前年同月に比べ2.1%増加し2万7100台となり、このうち成約された台数が同5.7%増加の2万3802台であった。ただ、成約率は同3.0ポイント上昇して87.8%となった。

 

 

今年8月の10会場での合計開催回数は40開催で、前月の7月の42開催よりも2開催少なく、8月の流通台数は前月の7月の出品台数3万21632台、成約台数2万6972台との比較では減少した。ただ、成約率では2.5ポイント上昇している。

 

 

今年6、7月の流通台数が例年よりも少なかったことで、その反動もあってか、今年8月は若干前年同月よりも増えたことが挙げられる。また、流通台数は減少傾向にある中で成約率は今年1月の時点で81.2%より上昇傾向を示していることから、一段と落札競争の激しさを示しているといえそうだ。

 

 

今年1~8月までの累計台数では、出品台数が前年同期に比べ2.6%減少の25万8992台で、このうち成約台数は同3.4%減少し21万7201台となる。成約率では前年同期比で0.4ポイント高まり83.8%に上昇した。

 

 

中古バイクの相場にあたる平均単価については、前年同月に比べ10会場すべてが落札車の台当たり単価が上昇。8月の10会場合わせた平均単価は、前年同月が13万6700円で比較すると52.1%の上昇となり、20万7894円であった。金額にして前年同月よりも約7万1194円の高騰となる。さらに先月の7月には08年以来で20万円を超える20万5510円と高騰し過去最高の単価となったが、8月はこれを上回り過去最高の単価を更新した。

 

 

平均単価の高騰は、車両メーカー各社での新車生産が遅延して台数が限定されるとはいえ、これまで国内全体の新車出荷台数は増加傾向を示してきた。ただし、新車の納入が優先されるのはメーカー系専売店などの有力店が中心とあって、活発な新車販売と同時に下取りとしての中古車もメーカー系専売店に集まりやすくなっている。

 

 

そうした販売店では良質な中古バイクが確保され、メーカー主導の認定中古車制度や中古バイクの需要も高いことから、なかなかオークションへ良質車が出品されないことが続いているといえそうだ。従って限られる中古車台数に、メーカー系以外の多くの販売店が中古車の仕入れで集中していることから、単価・相場が上昇傾向となっている。


8月の主要10会場の定例開催結果は、以下に続く

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