ヤマハ発動機は6月28日、スノーモビル事業から撤退すると発表した。持続的な事業継続は困難との判断し、既存事業や新たな成長事業へと経営資源を集中させるとしている。
同社は二輪車事業で培った小型エンジン技術を応用して、1968年にスノーモビルを発売。以来55年にわたり、降雪地域の移動手段、スポーツやレジャー、業務用として北米・欧州を中心に事業展開してきた。
しかし、環境に配慮した4ストロークモデルの早期投入や他社提携によって事業成長を目指してきたが、持続的な事業継続は困難との判断したもの。今後は、既存事業や新たな成長事業へと経営資源を集中させる考え。
日本は2022年モデルの在庫販売のみ、欧州は2024年モデル、北米は2025年モデルまでで販売を終了する。販売したスノーモビルのアフターサービスは今後も継続するとしている。