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ヤマハ発  2期連続で売上収益・利益が過去最高に  中間連結業績で

ヤマハ発  2期連続で売上収益・利益が過去最高に  中間連結業績で

2024.08.09

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ヤマハ発  2期連続で売上収益・利益が過去最高に  中間連結業績で

ヤマハ発動機は2024年12月期の中間連結業績が、2期連続で過去最高の売上収益・利益とした。売上収益は前年同期に比べ10.0%増加の1兆3484億円、営業利益が同9.1%増加し1544 億円、親会社の所有者に帰属する中間利益では同9.5%増加で1131 億円であった。同期の為替換算レートは米ドル152円、ユーロ165円となる。

 

売上収益では主力事業の二輪車で、新興国でのプレミアムモデルの販売が増加し、特にブラジルやインドで販売台数が増えた。さらに台当たり単価が向上したことで増収とした。営業利益は二輪車事業の増収効果とコストダウンに加え、為替の円安が後押ししたことで増益となった。

 

このうち二輪車が含まれるランドモビリティ事業の業績は、売上収益が前年同期比12.4%増加の8961億円、営業利益は同33.6%の増加で907億円であった。二輪車は欧米での販売が増加した結果、前年超え、新興国ではブラジルやインド、インドネシアを中心に需要が増加し販売台数は新興国市場全体で増加したことで事業全体の販売台数で増加した。ブラジルとインドでは販売台数の増加に加え、台当たり単価の向上で増収を伸ばした。

 

営業利益では増収効果に加えて新興国での高付加価値モデルの供給改善、コストダウン、円安によるプラスの影響で増益となった。

 

四輪バギーやレクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークルのRV事業は、需要が低迷し販売台数は前年並みだったが、モデルミックスの悪化により減収。競争も激しく販促費や製造経費の増加で減益となった。電動アシスト自転車やe-Kit、電動車いすなどのSPV事業は、国内向け電動アシスト自転車の販売台数が前年を超えた。e-Kit は欧州での在庫調整が継続檀家でもあり販売台数が減少し、減収。営業利益は販売の減少と販促費の増加で減益であった。

 

マリン事業の売上収益は前年同期比0.4%減少の2977億円、営業利益が同19.2%減少の532億円。ロボティクスが売上収益は同0.8%減少し459億円、営業損失40億円。金融サービスでは売上収益が同45.3%増加の559億円、営業利益は同63.2%増加し108億円。その他が売上収益は同17.1%増加の529億円、営業利益が36億円であった。

 

◆通期連結業績の見通し

2024年12月期通期の予想は、今年2月14日の前期決算発表時に公表した、売上収益2兆6000億円、営業利益2600億円、親会社の所有者に帰属する当期利益1750億円に変更はないとしている。

 

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