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モータリスト、FELO社総代理店に EVスポーツスクーター「FW-06」投入へ

モータリスト、FELO社総代理店に EVスポーツスクーター「FW-06」投入へ

2022.10.13

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モータリスト、FELO社総代理店に EVスポーツスクーター「FW-06」投入へ

FW-06はスポーツモーターサイクルとして設計され、多くのスクーターに比べ想像以上の剛性感としている。スタビリティに優れたシャシーは安心してコーナーに侵入でき、力強いトルクが脱出加速を心地よいものとしてライディングの楽しみを提供。モーターにはトラクションコントロールが与えられ、電子制御ならではの安定性の一方で、いつでも大きくスロットルをあける喜びに満ちたライディングを提供してくれるという。

 

 

特にFELOの独自の技術であるけ自動ギア式変速機ATS(Automatic Torque System)は、すでに第6世代まで進化。同時に進化を続けてきた強力なモーターが発生させるトルクを受け止め、マシンをスムースに加速させるとしている。強大なトルクによるねじれを用いた独自の変速装置によるスムースで途切れない加速は、他では味わえないなどと強調する。

 

 

バッテリーはリチウムイオンバッテリーで96V58Ahの大容量、高効率が特徴。また、独特の積層構造で無駄なく構成され、ケースの隅々までを活用して容量を拡大。リチウムイオンバッテリーの弱点である熱などによる膨張にも強く、安定して性能を発揮できるものとした。バッテリーの保証は5年、50万キロの長期間 保証にも自信の一つとしている。

 

 

冷却フィンを効率よく配しながら高強度をもって設計された専用のバッテリーパックはフレームの強度メンバーとして機能する設計で、フレーム重量を30%も減少させる、同時に強度の50%向上に成功したという。

 

 

ボディワークは風洞実験を経て磨き上げられた、GPマシンのようなウィングレットが施され、これにより積極的に空気の流れを活用してマシンのスタビリティの向上や、モーターの冷却風に導入するなど安定した駆動力を発揮させている。

 

 

日本では発表と同時に予約受付を開始。東京都大田区のモータリスト・ファクトリーで試乗車を用意。量産車の日本への正式導入は11月を予定。予約受付期間中は予定価格として99万円(消費税 10%込み)を設定。予約期間終了後は為替相場により価格の見直しも示唆。

 

 

モータリストはFW-06がEICMAで発表されて以来FELO社とコンタクトを取り合い、モデルの熟成に力を提供し深い経験と知識が、FELOの開発に果たした役割は少なくないとしている。FW-06は今年8月下旬に量産が開始。11月のEICMAで最終量産モデルを正式に発表し、欧州市場へも投入されるという。

 

 

◆FELO Technology社

創業者であるZhang Jingyi(張敬宣:ジャン=ジンギー)はHonda Chinaが主催するエコランの会長を務め、また Honda(上海)研究所の上席スタッフとして勤務。独立してデザイン会社を営みながら、自身でロードレースに挑戦しLIFAN Group(中国の大手二輪車メーカー)と提携し、同社のロードレースモデルやそのストリートモデルのデザインを提供。様々なモーターサイクルメーカーへのデザイン提供の傍ら、独自のモデル開発に注力し、2019年にメーカーとしてFELOを立ち上げた。

 

 

シンボルうさぎのアイコンも同氏のデザイン。「うさぎ」のイメージは、素早く敏捷で、周辺の状況に敏感でエネルギーにあふれており、レースで揉まれた技術を市販のトップクラスの電動モーターサイクルにフィードバックするというFELOのブランドの姿勢とも合致するものとして採用されデザインされたもの。

 

 

その市販モーターサイクルの第一弾が、新世代スポーツスクーターとしてデザインされたFW-06で、2019年のEICMAで発表したもの。 FELOブランドのイメージを電動モデルの将来に夢を託す多くのエンスージャストに強くアピールしており、2023年にはマン島TTレース・TT ZEROクラスへの参戦も計画しているという。FW-06の市場投入を契機に、今後は製品構成を拡大。電動モーターサイクル専業メーカーとして地位を確立していく模様。

 

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