広告掲載について
トップメーカー

ホンダ インド二輪生産能力を拡大  第二工場生産ライン新設  28年に年産201万台体制へ

ホンダ インド二輪生産能力を拡大  第二工場生産ライン新設  28年に年産201万台体制へ

2026.03.23

twitter facebook line
ホンダ インド二輪生産能力を拡大  第二工場生産ライン新設  28年に年産201万台体制へ

ホンダは、インドの二輪車生産・販売子会社であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア(HMSI)が、ラジャスタン州アルワル地区タプカラにある第二工場に新たな生産ラインを設け、生産能力を拡大する。新ラインは2028年の稼働を予定しており、同工場の年間生産能力は従来の130万台規模から201万台へ拡大させる。

 

新設する第二工場の第三ラインは、年間67万台の生産能力を持ち、125ccおよび160ccクラスのスクーターやライトモーターサイクルの生産に対応する。投資額は約150億ルピー。工場隣接地に約7万4000㎡の用地を取得し、柔軟な生産に対応するラインとして整備する計画で、約2000人の新規雇用も創出する見込みだ。

 

第二工場は2011年に年産60万台規模で稼働を開始し、その後拡張を重ねてきた。2012年には120万台体制へ拡大し、近年は機械加工の自動化や生産効率向上技術の導入を進めてきた。現在の生産能力は130万台で、2026年度には134万台まで引き上げる計画。今回の第3ライン新設により、同工場はHMSIの主力拠点としてさらに規模を拡大することになる。

 

インド市場は世界最大の二輪市場として拡大を続けており、HMSIでは今後の需要増を見据えて供給体制の強化を進める。大谷包HMSI社長は「インドの二輪市場は経済発展とともに着実に拡大している。今回の追加投資により、魅力ある商品とサービスの提供をさらに強化する」などと述べている。

 

HMSIは現在、インド国内に4工場を持ち、年間生産能力は計625万台。今後は今回の第二工場増強に加え、他拠点でも生産能力の拡張を進める計画で、2028年には全体で約800万台体制へ引き上げる見通し。

 

 

◆小排気量市場の主戦場を強化

流通面から見ると、今回の投資はインド市場で需要の中心となる125ccクラスのスクーターやライトモーターサイクルの供給力を高めるもの。これらのカテゴリーは通勤・日常移動用途の主力商品であり、販売店の販売量を支える基盤モデルとなっている。

 

また、HMSIの生産能力が800万台規模へ拡大することで、インド国内販売のみならず輸出拠点としての役割も強まる可能性がある。グローバルでの小排気量モデル供給力が高まれば、新興国市場を中心とした販売ネットワークにも波及する可能性があり、二輪流通全体におけるホンダの供給力優位をさらに強める動きといえそうだ。

 

HMSI第ニ工場

twitter facebook line