伊ブレンボは戦略ビジョン「Turning Energy into Inspiration」を反映した新たなビジュアル・アイデンティティーとロゴを発表したと、株式会社ブレンボ・ジャパンが伝えた。ソリューションプロバイダーとしての進化を表現したという。
ビジョンは2020年秋に初公開したブもので、モビリティの未来形成に貢献する強い決意を胸に、ソリューションプロバイダーをめざすという目標を立てたもので、以来、 パーツからフルパッケージソリューションへ移行、そして人工知能、メカトロニクス、データの活用へとブレンボは大きな変革期を迎えた。
同社が2021年に発表した先駆的なインテリジェントブレーキシステムSENSIFYは、この変革期の中で決定的な前進であったとしている。また、進化を続けるブレンボは、新たなブランドイメージの発表しさらに一歩進化するためのものとしている。
同社のダニエレ・スキラッチCEOは「新しいビジュアル・アイデンティティーを通じて、当社の誓いが当社イメージと矛盾しないことを示し、ブランド体験を強化していきます」と述べている。さらにアイデンティティーで重要な要素として「シンプルさという概念の土台に、現代的なデジタルの精神を加えて、ブレンボの前向きな姿勢を描きました。新しいビジュアル・アイデンティティーは、当社が築いてきた歴史と進化の両方の表現であり、当社の前途を照らしてくれる」と語っている。
新たなロゴは、ブランドの長く親しまれたスタイルを踏まえつつ、ひと目でわかるブレンボのシンボルは最大限活かし、特にデジタルでの活用を考慮したソフトで丸みのある、どの様な大きさでも読みやすい新しい字体とした。同社の象徴である赤は、若いデジタルネイティブ世代の心をつかむ現代的な形状に配色したことにより、今後もブレンボの情熱を表現し続けるようにした。新たなロゴは、時代を超えるブランドとしてのブレンボの存在をさらに揺るぎないものにするとしている。
ブレンボSpAは自動車用ブレーキ技術の世界的リーダーで、定評のある革新的企業などとしている。世界中の自動車やバイクの主要メーカーに、高性能のブレーキシステムのほか、レース用のクラッチやその他のコンポーネントも提供している。
また、レース部門でもリーダー的存在であり、装着車は500以上のチャンピオンシップを獲得。 現在、3大陸15カ国に29の生産拠点と事業所を持ち、従業員は1万2200人以上で約10%は研究開発に携わるエンジニアや製品のスペシャリストと意。2021年の売上高は27億7760万ユーロ(4083億0720万円/1ユーロ147円)を上げた。