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ブリヂストン 23年連結決算、税引前利益5%増の4442億円

ブリヂストン 23年連結決算、税引前利益5%増の4442億円

2024.02.18

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ブリヂストン 23年連結決算、税引前利益5%増の4442億円

ブリヂストンは2月16日、2023年12月期の連結決算を発表。売上収益が前期比5%増加の4兆3138億円、調整後の営業利益が同0.4%減少の4806億円、営業利益は同9%増加し4818億円、税引前当期利益では同5%増加の4442億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同10%増加し3313億円であった。

 

売上収益は米欧の市販用トラック・バス用タイヤ需要の大幅な減少で販売数量の減少およびアルゼンチンの超インフレ会計による影響した。一方で、市販用乗用車用プレミアムタイヤの販売拡大による販売改善、鉱山車両用タイヤの前期比販売数量増を達成したのに加え、為替の追い風もあり前期比で増収となった。

 

調整後営業利益では原材料価格・インフレなどによる原価・経費面のマイナス影響を売値・販売改善でカバーし、徹底した経費マネジメントや生産性改善に継続的に取り組んだが、販売数量減少による工場操業度の悪化による加工費が増加。

 

アルゼンチンの超インフレ会計に関連する減益も大きく影響し、為替影響込みで前期比減益となった。アルゼンチンの超インフレ会計による前期比減益影響は約100億円で、この影響を除けば前期比増益であった。調整後営業利益率は前期比0.6ポイント低下の11.1%と前期におよばなかった。

 

地域では日本が、売上高が前期比7%増加の1兆2424億円、調整後営業利益は同37%増加の2065億円。中国・アジア・大洋州の売上高は同1%増加し4611億円、調整後営業利益は同4%増加の416億円。米州の売上高が同5%増加し2兆0800億円、調整後営業利益は16%減少し2120億円。欧州・ロシア・中近東・インド・アフリカ地域では、売上高は同4%増加の9085億円、調整後営業利益は62%減少し251億円であった。

 

2024年の通期業績見通しは、売上収益を前年期比3%増加の4兆4300億円、調整後の営業利益は同10%増加の5300億円として利益率を0.8ポイントから12.0%に高める。親会社の所有者に帰属する当期利益では同8%増加の3590億円、自己資本利益率を0.3ポイント高めた10.6%に引き上げる予定。

 

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