ブリヂストンはモーターサイクル用タイヤを強化する。同社は8月8日、モーターサイクル用タイヤを生産する那須工場へ約17億円の設備投資を行うと発表した。2026年より順次商品供給を拡充、プレミアムなモーターサイクル用タイヤを年間9万本へと増強する。
那須工場は1962年に国内タイヤ工場としては、3番目に操業を開始。敷地面積は19万6000㎡で、モーターサイクルサイクル用タイヤをはじめ、乗用車用、農業機械用など幅広く生産してきた。特にモーターサイクル用は国内外の同社グループの工場のうち、唯一のモーターサイクル用タイヤの工場として、スクーター用から高性能ラジアルタイヤ、市販のレース用タイヤまで幅広く生産している。
同社ではモーターサイクル用タイヤのプレミアム戦略の実行強化により「走るわくわく」の目標として、2050年にサステナブルな企業としての社会価値、顧客価値を持続的に提供するという会社の実現に向けた一環で取り組むもの。また、モーターサイクル用でも「断トツ商品」を掲げ、商品ブランド「BATTLAX」でプレミアムモーターサイクルを支えさせてきたとしている。
今後は、さらにプレミアムタイヤの領域に焦点をあてて強化していくため、那須工場の設備投資をし、生産能力を増強していくなどとしている。