株式会社JVCケンウッドは、同社製の防塵・防水仕様の通信型ドライブレコーダーが、日本ピザハットのデリバリーバイクに導入されたと発表した。
同社はNECネクサソリューションズ株式会社の自動二輪車を業務利用するドライバーへの安全運転教育をサポートする「二輪車安全教育支援サービス」に、防塵・防水仕様の通信型ドライブレコーダーを提供している。このほど同サービスが日本ピザハット株式会社で採用され、通信型ドライブレコーダーが日本ピザハットの神奈川県内の店舗を中心とするデリバリーバイクに導入された。
同ドライブレコーダーはGPSによる位置情報や映像をシステム管理者へ送信。ドライバーの位置情報を把握し、道路交通法違反の検知や道路交通法の遵守率を表示した走行スコア、違反と検知された場所での走行動画を抽出してクラウド上で表示できる。ドライバーに対する客観的評価と上長による教育にも活用できるとしている。
JVCケンウッドは今年4月、デリバリー業における交通安全管理体制の向上を図ることなどを目的に、全日本デリバリー業安全運転協議会の賛助会員として加盟した。今後もドライブレコーダーの提供などを通して、デリバリー事業者の安心・安全に寄与するほか、幅広いモビリティ分野に向けてテレマティクスソリューションを提案するとしている。
■通信型ドライブレコーダーの概要
同ドライブレコーダーは、防塵・防水仕様によりバイクや自転車などの二輪をはじめ、船舶や電車、建設機械の外面への設置など、風雨や塵・埃などにさらされる環境下での使用に対応する。同社開発のSoftware Development Kit(SDK)というシステムにより、既存のシステムともデータを容易に連携でき、短期間でのIoT・AIベースのテレマティクスサービス開発が可能となる。
防塵・防水仕様の通信型ドライブレコーダー「STZ-DR30」